『天才バカボン』や『おそ松くん』を描いた赤塚不二夫氏の対談集です。
対談相手が豪華だ。
タモリ、北野武、松本人志、荒木経惟、立川談志、柳美里、そしてなんと、ダニエル・カール!(この人だけなんの人かさっぱり分からん)
タモリ氏が赤塚不二夫氏のマンションに居候していたエピソードは面白い。
タモリ『居候の秘訣ってのがあって、恐縮すると居候を養っている側が見くびるんですよ。こいつぁー大物じゃないなって(笑)こんなもてなしぐらい、俺は当然受けていい人物だっていうのを見せないと、居候やっていけないんですよ』
タモリ『俺は目白のマンションに一人で居候させてもらってたんだけども、この人は他にもマンションを持っている大金持ちだと思ってたんだよね。だけど、他のマンションなんてなくて、帰るところがないから事務所のロッカーを倒してベッド代わりにして寝てたんだよ。そのことに気付いたときにはグッと込上げるものがあったんだけど、ここでグっときたら居候道に反すると思って耐えましたね。お前が俺の才能を見つけて、勝手に面倒を見てるんだ、お礼を言うほどのことではないってね』
松本人志氏との対談では結構真面目な『お笑い論』になる。松本人志は憧れの相手だからか、かなりおとなしかったが…(天才バカボンはかなり好きだったとラジオ番組の『放送室』で語っていましたね)。
赤塚『僕らは手塚治虫に「いいか、漫画から漫画勉強しちゃいけないよ」って。そして「一流の映画を観ろ、一流の音楽を聴け、一流の本を読め、それで自分の世界を作っていけ、そうして描け」って言われたのね。だから個性があるんですよ、みんなそれぞれに、あの頃の漫画家は』
他ジャンルからの応用というのはやはり大事なのだ、と再認識。本を書くためには本を読むだけでなく、陶芸を習ったりすることもある意味あり得るのかもしれない。まあそれはそれで面倒なのだが…。
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