羽生善治竜王VS広瀬章人八段【第31期竜王戦第七局・1日目・速報・2018】




竜王戦7番勝負が3勝3敗のフルセットになり、ついに最終局の第7局となりました。

二日制の対局になるので本日(12月20日)と明日(12月21日)の2日間対局が行われます。

羽生善治竜王が勝てば、タイトル通算百期の偉業となります。

広瀬章人八段が勝てば、王位のタイトル以来の通算二期目のタイトルになり、羽生さんは27年振りに無冠となります。

過去の二人の対戦成績は羽生さん18勝、広瀬さん11勝です。

振り駒で先手番は広瀬章人八段に決まりました。

これは、かなり広瀬さんが有利になると思います。

持ち時間の長いタイトル戦では、2018年度は先手番有利が続いていて、勝率はなんと0.705と7割を超えているのです!

2018年のタイトル戦の先手番・後手番の勝率については以下のエントリーで詳しく書いてあります。

羽生善治竜王VS広瀬章人八段【第31期竜王戦第六局・結果・速報・2018】はコチラ

 

やはり後手番の対策がどの戦型も難しくなっているようですね。

竜王戦の優勝賞金は4320万円です!

竜王戦について【将棋・日程・賞金・持ち時間・永世竜王】はコチラ

 

70手目の局面で、広瀬八段の封じ手になりました。今のところ形成はほぼ互角です。

明日、決着がつきます。

→ →広瀬章人八段が竜王奪取!羽生善治さんは27年ぶりの無冠に!31期竜王戦第七局結果速報広瀬章人八段が竜王奪取!羽生善治さんは27年ぶりの無冠に!31期竜王戦第七局結果速報

 

戦型は角換わりに

竜王戦の今まで対局は、第5局が急戦矢倉、第6局が横歩取りになり、残り五局は本局も含めてすべて角換わりの戦型になりました。

今、最も流行している戦い方です。

39手目、4五桂から広瀬八段が仕掛けました。

 

 

57手目まで前例通りの進行に(プロ棋士の驚異的な記憶力について)

今回の対局は、佐藤天彦名人VS郷田真隆九段の2018年10月に行われた、王将戦挑戦者決定リーグと、57手目まで全く同じ局面で進行しました。

 

 

その対局は、佐藤天彦名人が勝っています。

 

プロ棋士の方の凄いところはたくさんあるのですが、その中の一つに「驚異的な記憶力」というのがあります。

将棋は毎年、自分以外の対局を含めると数百局対局が行われてるんですよね。

その中で、過去の進行と同一の局面になる時があります。

すると解説者が

 

「あ、これは確か3年前のOO戦のOOさんとOOさんの対局と同じ局面ですね」

 

みたいにサラっと言うことがあるんですけど、

 

 

何で覚えてんねん!!

 

 

って感じですよね。

アマチュアの僕の場合は指していて過去に似たような対局があって、こうやって攻めて勝ったなあとか思ってその通り指したら負けて、あとで調べてみたら、実は端歩の位置が違っていた、みたいなこともよくあって、少しでも形が違うと、全く違う戦いになってしまうので注意が必要です。

今回の対局でも、羽生竜王も広瀬八段もお互いに2カ月前の前例を知っていて、その局面に誘導しているわけですね。

前回勝った先手側を持って指している広瀬八段は、そのまま前例をなぞっていけば勝てるんですよ。

ただ、前回負けた後手側を持っている羽生竜王は、どこかで前例と変化しないとそのまま負けるんですね。

もちろん、研究をしてきて変化できる自信があるから、その局面に誘導しているわけです。

よって、どこで羽生竜王が手を変えるかに注目が集まりました。

58手目羽生竜王の▲1六角。

 

ここでついに、前例と離れました。前例はこの局面で郷田真隆九段は△4四歩と指したんですね。

 

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どこまでが羽生善治竜王の研究なのか…(封じ手は広瀬章人八段)

 

そして70手目の局面で、広瀬章人八段の封じ手になりました。

どこまでが羽生竜王の研究手順なのかが気になるところです。

コンピュータの評価値を見てみると、ほぼ互角の形成のようですね。(ソフトによって多少ばらつきはありますが、形成に大きな差は出ていません)

封じ手以降の指し手の予想としては、藤井猛九段が考えられる手として、▲2八歩、▲3七金、▲4七金、▲4九金、▲5八金を挙げています。

明日、どちらが勝っても歴史に残る対局になるでしょう。

 

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