梅原大吾氏の名言「本気でやりたいことがあるならば、折り合いなんてつけている場合じゃない」




あけましておめでとうございます!

今年もこのブログ「作家になるためのシステム」は更新していく予定なので、よろしくお願いします!

新年一発目は、プロゲーマーの梅原大吾さんの名言から「夢を追いかけるべきか、現実を見るべきか」という多くの人が悩むテーマについて考えていきましょう!

慶応丸の内キャンパスで行われた講演会で「やりたいことと、やらなければならないことの折り合いはどうやってつけていましたか?」という質問に、梅原大吾さんは以下のように回答しました。

梅原大吾氏の名言『何より重要なことは、自分で決めること』ウメハラさん・折り合いについて

僕がね、よく父親に言われたんですけど、父親ってのは本当はやりたいことがたくさんあった人間だったんだけど、現実的に時代がそれを許してくれなかった。

だから、働いてやらなきゃいけないことを優先して、その余った時間で、自分のやりたいことをやってた、って言うんですね。

だから、結局、やらなきゃいけないことをどれぐらいやるかとか、やりたいことがどのぐらいできるかっていうのは、その人の環境なんですよ。

もし、うちの父親が、大金持ちに生まれてたら、たぶん好きなことやってたでしょうね。

だけどそういうわけじゃないから、働かなきゃいけない。

実際そうやって、うちのおじいちゃんに言われたらしいんですよ。

「お前好きなことやる暇あったらまず働け。生きてかなきゃいけないんだから」

そういう意味では僕は、あんまり親からガミガミ言われなかったから、好きなことをやるという意味では、いい環境にいたんでしょうね。

でもそれでも、俺の将来どうなっちゃうんだろうって、もちろん一生親に生かしてもらうわけじゃないですから、俺の人生どうなっちゃうんだろうなあっていう不安とは常に戦ってました。

だからもし、本気でやりたいことがあるんだったら、まあこういうこと言っちゃあ悪影響なのかもしれないですけど、折り合いなんてつけてる場合じゃないんですよ。ほんとにやりたければ。

でも、普通はそうじゃない、ですよね。たぶん、普通のサラリーマンになって、子供ができて、平和な家族を作って、そういう人生もいいなあと思うし、何か一つのことに打ち込むのもいいなあと、思うわけですよね。

そう思うんだったら、両方並行して進めていけばいいんじゃないのかなあ、って思いますね。

で、何より重要なことっていうのは、今日のテーマでもありますけど、自分で決めるっていうことだと思いますね。

その、折り合いをつけなきゃいけないってのは、自分が人生から、自然と学んだことなのか、周囲の人に言われたことなのか。

そういうことによっても、あとから後悔するかしないかって決まってくると思います。

もし自分が、自分の人生の中で、そっか、やりたいこととやるべきことってのは分けなきゃいけないんだ、っていうことを実感して、その人生哲学に基づいて行動するんだったら、後悔しないはずなんですよ。

あのとき俺は、何か一つのことに打ち込んでたらどうなってたんだろう、なんて後悔はしない。

だけど、折り合いをつけるべきでしょ。なぜ折り合いをつけるべきなのかの説明もなにもされずに、折り合いをつけるべきだよっていう大多数の意見に耳を貸して、自分が今やりたいことを諦めたら、もしかしたら、いつか、あれ、あのときああしてたらどうなってたんだろうなあ、って思う可能性はあります。

だから、なるべく自分の…、難しいですけどね、本当は自分はどう思ってるんだろう、ということを一回深く掘り下げて、そのうえで答えを出せば、どういう答えを出そうが、そんなに悪いことになんないんじゃないかなあと、思います。

 

~梅原大吾氏慶応丸の内キャンパス講演会の1時間20分くらい~1時間23分40秒くらいまで引用~



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梅原大吾さんの名言の感想(目標を追うプロセスを楽しむ)

僕は、梅原さんが言うところの「やりたいことがあるならば折り合い何てつけている場合じゃない」という方向でやっているタイプですね。

自分の目標に向かうために、普通の幸せな生活(安定した収入とか結婚とかマイホームとか)は犠牲にしてます。

梅原さんが言うみたいに、自分のやりたいことをできるかどうかって「環境による」んですよ。

例えば家族を養っていかなきゃいけない人に、「収入なんてどうでもいいから、夢を追いかけるべきだ!」なんて言えないですからね。

ただ僕はこのブログを書いていてすごく救われていて、このワードプレスのブログの前にもアメーバブログでも10年近く書いていたんですが…。

小説の新人賞に投稿して、一次選考で落ちますよね。

ものすごくショックなんですけど、その結果をブログに書くと毎回アクセス数が上がるんですよ。笑

野生時代フロンティア文学賞の一次選考に落選しちゃって泣きそうなのだ~【2018年】

 

おそらく僕と同じように落ちた人とか、結果が気になる人が読んでくれるんでしょうね。

新人賞に落ちたときも、これで一つネタができたなと、どこか客観的に自分を見ているというか、そういうことがブログを書いてからできるようになりました。

だから僕が思うのは、夢や目標を目指しているプロセスを、エンタメ化するというか、楽しめないかなあ、というのはすごく考えていますね。

村上龍氏のパン食い競争の話

村上龍さんの何の小説か忘れたんですけど、すごく好きなシーンがあって、登場人物の一人が、ある一コマ漫画が好きだっていうんですね。

それがどんな漫画かというと、「パン食い競争」のレースが始まる寸前のシーンなんです。

みんなクラウチングスタートというか、走る準備をしている中で、1人だけ、バターを持ってニヤニヤしている選手がいるんです。

その選手は、レースに勝とうとしてないんです。

パンを、おいしく食べようと思ってるんですよ。

競争に勝とうとするのではなくて、その競争をどうやったら一番楽しめるかを考える生き方。

僕の2019年の目標は、たぶんこれですね。

 



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