第68期王将戦七番勝負第4局は、渡辺明棋王が久保利明王将に96手で勝利しました!
この結果王将戦7番勝負は、渡辺明棋王の4勝0敗で王将のタイトルをストレートで奪取となります!
これで渡辺明さんは(棋王・王将)の二冠となり、通算獲得タイトルは21期になりました。
本日の結果で、渡辺明さんVS久保利明さんの勝敗は、渡辺さんからみて19勝16敗になりました。
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目次
王将戦第4局は三間飛車VSミレニアム囲いの戦いに

久保利明王将はもともと三間飛車(7八飛)に飛車を振っていたのですが、その後渡辺明棋王の陣形を観て4八飛と動かしています。
渡辺明棋王の囲いがミレニアム囲いですね。
「ミレニアム」ってかっこいい名前ですよね。
2000年頃からプロ間で使われるようになったのでこの名前がつきました。
本来桂馬がいるところに王様を持って行って囲うのが、この囲いの特徴です。
穴熊囲いよりも、相手の角筋の攻めや、桂馬の攻めを食らいづらいというメリットがありますが、横からの「と金」の攻めなどにはそれほど強くないというデメリットがあります。
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一日目の局面封じ手の局面

王将戦は二日制なので、一日目はこの局面で渡辺明棋王の封じ手で終了しました。
渡辺明棋王の封じ手は△6五桂(52手目)二日目開始

久保利明王将の反撃▲1三銀


渡辺明棋王が攻め続けて優勢を築きましたが、久保利明王将も▲1三銀の反撃。
受け間違えると危なそうですが…。
渡辺明棋王が堂々と△2二金

控室では怖いと言われていた手。これで攻めが受かっているのでしょうか。
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渡辺明棋王は一直線の攻めに

渡辺明棋王は攻め続けます。
決め手の△5六角

この手は詰めろです。
▲4一飛成としましたが、△6八金からの即詰みがあります
投了図△5八馬まで

96手で久保利明王将が投了しました。
現在のタイトル保持者は6人に

本日の結果により、8つのタイトルを6人で保持している状況になりました。
●渡辺明 二冠(棋王・王将)
現在棋王戦の防衛戦が広瀬章人竜王と行われています。
5番勝負のうち、現在渡辺明二冠の2勝0敗で、防衛まであと1勝です。
●豊島将之 二冠(王位・棋聖)
●広瀬章人 竜王
●佐藤天彦 名人
●斎藤慎太郎 王座
●高見泰地 叡王
先日、今年の挑戦者は永瀬拓也七段に決まったので、これから叡王戦のタイトル戦が行われます
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