『この世で一番おもしろいミクロ経済学』ヨラム・バウマン著 山形浩生訳




ミクロ経済学のゲーム理論は合コンで役に立つ!【ジョン・ナッシュ】



ミクロ経済学は、たとえば合コンでも役に立ちます。
男三人、女三人で飲むと仮定します。
女性A,B,Cのなかで、A一人だけがずば抜けてかわいくて、一番人気だとします。

男性が三人とも、一番人気の女性Aを狙うと、女性Aは調子に乗ってしまい残念ながら誰も彼女を振り向かせられません。
そこで、男性BとCが、あえて、女性BとCにそれぞれアタックします。女性Bと女性Cは、一番かわいい女性Aではなく自分を選んでくれたことを嬉しいと思い、男性BとCのアタックを受け入れます。

そのとき、女性Aは自分だけ誰からも声をかけられずに焦っています。そのタイミングで男性Aが女性Aにアタックすれば、うまくいく可能性が高いのです。

これはジョン・ナッシュが発見した「ゲーム理論」という考え方で、つまり、個人ひとりひとりが自分の効用を最大化しようとして欲望を追い求めるよりも、チームとしてある程度協力して行動したほうが、全体的に多くの人が幸福になれることもある、という一つの例です。

このようにミクロ経済学は、「戦略」を考える上で参考になることが多くて、結構興味がある学問なのですが、大学で学んでいたときは難しすぎてやる気があまり起きませんでした。

『この世で一番おもしろいミクロ経済学』は難しい経済学の基礎を楽しく学べる【囚人のジレンマ・逆選択】

イラストで学べる『この世で一番おもしろいミクロ経済学』は、本当におもしろいし分かりやすい。

ヤフーオークションの入札の仕組みや、なぜホットドック屋が広いビーチに二つ並んでいることがあるのかや、今すぐ10億円受け取るのと20年間年末ごとに1億円受け取るのはどちらが得なのかが、具体的に分かってきます。

「パレート効率的」や「貿易」や「比較優位」や「囚人のジレンマ」や「逆選択」といったミクロ経済学の肝のところが、ギャグを交えながら簡潔に解説されています。

山形浩生氏が翻訳している本は大体どれも面白いのですが(ウィリアム・バロウズやポール・クルーグマンを日本に広めた方です)、この本も大当たりでした。
すべての大学の経済学部の一年生に、この本をとりあえず配ったほうがいいと思いましたね。




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