「常連になるなんて簡単じゃん!店員さんにバンバン話しかければいいんだよ!」
みたいに思われる人もいるかもしれませんが、この『常連になる技術』は、そういう社交的な人に向けて書いているわけではありません。
すなわち僕のように、人見知りで、シャイで、赤面症で、挙動不審で、温かい毛布で抱きしめてあげたいと思うぐらいピュアで、それでも常連の店を持ちたい!!という人たちに使えるようなテクニックを紹介していきたいのです!!
→『常連になる技術』第1回~常連の店を作れば楽しい~、はコチラ
僕は時間があるときにカフェに通うのが好きです。
また、以前カフェでバイトをしていた経験もあるので、店員の立場からもカフェで常連になる方法が分かっている面もあります。
カフェにはいくつかのタイプがあります。
まず、店員さんが席まで来てくれて、席でメニューを注文する『ルノアール』のようなタイプのカフェですね。
次に、カウンターで注文して、その場で商品を受け取るタイプのカフェがあります。
そして、カウンターで商品を頼むカフェで、さらに二つのタイプに分類することができます。
それは、砂糖とミルクを店員がカウンターで手渡してくれるものと、砂糖とミルクが後ろの台などにのっていて、自分で好きな分だけ取る、セルフサービスのものです。
前者はベローチェやサンマルクカフェ、後者はスターバックスやドトールなどをイメージしていただけると分かりやすいでしょうか。
そんなの別にたいして違わないじゃん、と思われるかもしれませんが、はっきり言って、
天と地ほど違います!!
松本清張風に言うなら、
点と線ぐらい違います!!
将棋の定跡が、端の歩を突いてあるかどうかだけで全く変わってしまうように、常連になるテクニックもこうした些細なことでガラリと変わってしまうので注意が必要です。
今回はカフェの中でも、カウンターで注文して、さらに砂糖やミルクを店員が手渡してくれるタイプの店での常連になる技術を紹介していきたいと思います。
さて、砂糖とミルクを店員が手渡してくれるカフェの場合、コーヒーを注文すると、
「砂糖とミルクはお一つずつでよろしいですか?」
と聞かれることになるでしょう。
ここで前回紹介した常連になるための基本的な考えである
「目立って覚えてもらう」
を実行することになります。
そこであなたは、
「あ、すみませんが、ミルクは二つにしてもらってもいいですか?」
と言ってみてください。
それをカフェに行くたびに続けるのです。
するとあなたは、
『ミルキーな人』
として店員に覚えられることになり、ある日
「ミルクは二つでよろしかったですか?」
と店員さんのほうから言われることになるでしょう。
そのとき「よく覚えていてくれましたね」というメッセージをこめて満面の笑みをあなたが浮かべることにより、あなたと店員さんの間に固い絆が生まれ、その店の常連客になることに成功するでしょう。
カフェの店員をやっていて分かったのですが、「ミルクを二つで」とか「ブラックで」、みたいに注文されると、その客を覚えやすいんですね。
そのように他の人と違う注文の仕方をする客は意外と少ないので、3回も同じ注文の仕方をすれば、大体覚えます。
そして次からはお客さんから言われる前に、「ミルク二つでよろしかったですか?」と店員のほうから言いたくなるものなのです。
僕も「ミルク二つで」と言えるようになるまで、半年はかかりました。
しかし、一歩踏み出した者にのみ、勝利の女神は微笑むはずです。
勇気を振り絞り、絞りたてのミルクを二つ頼むことにより、ニュー(乳)タイプのあなたにミルミル変化すると思うので、是非チャレンジしてみてください!!
次回は美容院で常連になる方法を紹介していきたいと思います。