人生に期待するべきか、期待しないべきか。
これは僕がずっと抱えているテーマの一つだ。
合コンにこれから行くと仮定しよう。
凄くかわいい子とか、自分と気が合う子が来るんじゃないかと期待する。
だが、当日その期待が裏切られてがっかりする。この経験をした人は多いと思う。
では逆に、どうせ合コンなんて良い人来ないよ、と全然期待しない。
それで、当日行ってみたら意外と盛り上がって、楽しかった。このパターンも多い。
こう考えると、最初に期待しないほうが、当日期待を超える可能性が増えるということになる。
「ハードルを下げる」という表現がある。
たとえば芸人の例でいえば、「超面白い話があるんだけど聞いてくれる?」という切り出しで話す人はまずいない。
ハードルが上がりすぎて、受けずらくなるからだ。
だから、「別にたいした話じゃないんだけどさ」とハードルを下げてから話す。
(「人志松本のすべらない話」はハードルを上げてから話し出すのでかなり特殊な番組だ。だが、やはりハードルが上がりすぎていて受けづらくなっているとは思う)
さて、合コンの例と、芸人の例を見てきた。
では、人生はどうだろう。
自分の人生に期待するべきなのだろうか。
今までの話から言うと、期待しない方が、がっかりしなくてすむし、期待を超える可能性は増えることになる。
だがしかし、と僕は思う。
これは、成功哲学とは逆の考え方なのだ。
ちまたにあふれる成功哲学では、楽しい未来をイメージする、というのが基本だ。
なぜなら、思考は現実化するから。
イメージは、引き寄せられる可能性が高いから。
僕は今までの人生で大変な状況や苦しい環境の中で、とにかく毎日楽しい未来をイメージし続けて、それが現実化したことが何度もある。
不思議だけど、本当にそんなことが起こるのだ。
別にこれは宗教の勧誘でもないし、壺を買ってくれとかそういう話ではない。
わかりやすく数字に置き換えるとこんな感じだと思う。
自分の人生は3ぐらいじゃないかとハードルを下げる。
でも実際には5で、「わー!思ってたよりも2も高い!やった!」と思う。
もしくは、自分の人生は10になるんだ、と期待する。
実際に10までいけるかは分からない。ただ、その場合、5以上の、6とか7とか8にいける確率が、3しか初めから狙っていない人より増えてくる。
なぜそうなるのかはうまく言えないが、一つの理由して予めイメージしておけばチャンスが来たときに飛びつける、というのはあると思う。
さらに、楽しい未来をイメージしたほうが努力するモチベ―ションが上がるので、努力の量が増える可能性が高い、というのも理由の一つかもしれない。
そして実際には7で、「ああ、10期待してたのに7までしかいけなかった」と思う。
期待しなかった人は、3しか期待しなくて、5までいけた。結果は期待を超えた。
期待した人は、10を期待して、7までしかいけなかった。結果は期待を超えなかった。
このどちらがいいかという話だ。
これはもう、どちらが正解とかではなく、それぞれの人の考え方の話だと思う。
期待は裏切られるかもしれない。
それでも、これからの人生、僕は何度でも期待し続ける。
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