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森博嗣が作家になると決めて、一番最初にしたこと 『工学部・水柿助教授の逡巡』




作者の森博嗣とは何者か

1957年愛知県生まれ。ミステリィ作家。某国立大学工学部助教授のかたわら執筆した『すべてがFになる』が第一回メフィスト賞を受賞し、デビュー。同作に始まる“犀川・萌絵シリーズ”全十作が爆発的ヒット、一躍人気作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)(amazon著者略歴より引用)

今まで出した本の総売り上げは1400万部を超えています。印税を単純に10パーセントとして1冊千円で販売したとすると 、14億稼いでますね。(印税12パーセントもらっているときとかもあるらしいですが。『作家の収支』という本によると、2015年時点で15億稼いでます)。
日本でもトップクラスの人気作家です。「金を稼げるから作家になった」などの、歯に衣を着せぬ(正直な)発言でも有名です。


『工学部・水柿助教授の逡巡』はどんな本か




『工学部・水柿助教授の逡巡』は、作家・森博嗣氏の自伝的小説です。一応『小説』ということになっているのですが、ほとんどエッセイに近いですね。 例えば章の書き出しがこんな感じだったりします。

『久しぶりである。とても小説の書き出しとは思えない、主観的な呟きであるけれど、気にしないでいただきたい。この期に及んでは、もう気になる人しか読んでいないことはジュウジュウ焼肉のごとくタレをつけて承知しているけれど、そこんところはビーフと納得してもらうしかないし、いかにもポークった気がしないでもないものの、ギュータンと進めよう。これは、最近試している、「アンチ駄洒落」というプログレッシブな手法で、何の駄洒落なのか、もとがぎりぎりわらない、実は駄洒落ではないものもあるのに、妙に駄洒落みたいなフィーリングで追ってくる宇宙時代に相応しい癒し系の高級テクニックである。見たか……』

このように、ふざけきって書いています。森さんの本は大体よく売れるのですが、この本は全然売れてないみたいですね(笑)僕の場合、森氏の書くミステリーよりも、こういうおちゃらけた文章の方が好きです。

森博嗣が作家になると決めて、一番最初にしたこと

さらに、この作品の良いところは、いかにして森博嗣が作家としてデビューしたかが、ドキュメンタリータッチで記述されているところですね!

森さんが、ある日作家になると決めて、一番最初にしたことは何か?

 

 

それは、椅子を買うことです。

 

 

5万8千円もする椅子を買ったんです。

 

奥さんに、今の椅子じゃ駄目なのか、と問い詰められた主人公は以下のように答えます。

『ワープロも重要だけど、やっぱり一番大切なのは、部屋の環境とか、身体に直接触れる椅子とか服装だと思うんだ。あと、食べ物とか、メガネとかね、うん……、集中するためには、そういったアイテムが周囲から僕を支えてくれなくちゃ』

目標を達成するために、まず道具や環境を揃えるというのは、とてもいい話だと思いました。

つまり、作家になりたければ高性能のパソコンや座り心地の良い椅子を買えばいいし、野球選手になりたかったら高級革のグローブを買えばいいし、社長になりたかったら葉巻を買えばいいし、ニートになりたかったら家を買えばいいということになりますね。




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