褒められ力(褒められたことをエネルギーにする方法)




小暮剛氏という売れっ子の料理人の方が、なぜ料理家を目指そうと思ったかを、以前情熱大陸でコメントしていました。

それは、小学校の家庭科の授業で目玉焼きを作ったときに、

「うまくできてるね」

と先生に褒められたからだそうです。

それが嬉しくて嬉しくてしょうがなかったんだそうです。

そして、彼は料理を職業に選んで、成功しました。

僕は、何かのジャンルで成功している人は、どこかのタイミングで褒められたから頑張れたんじゃないかと思うんです。

じゃあ成功していない人は褒められていないかというと、そんなことはないと思います。

たぶん、ほとんどの人が、いろんな人に何かしら褒められている。

その褒められたことを、ちゃんと覚えていて喜んでいるかどうかの差、だと思うんです。

最近、「決断力」とか「鈍感力」とか「○○力」というタイトルの本がはやっていますが、僕は現代の人たちに必要なのは「褒められ力」だと思うんです。

「褒められ力」とはすなわち、褒められたことを素直に喜んで、それをエネルギーにできるということ。

最近僕は、「褒められメモ」というのをつけ始めました。

どんな小さなことでも、褒められたことは全部忘れないようにメモしておくことにしたんです。

例えばご飯を食べに行って、メニューを選んでいるときに

「出し焼き玉子なんかどうかな…」

とボソッと僕が言ったとします。

そこで

「そのセレクトいいじゃん!出し焼き玉子俺も食べたかったんだよ」

と友達に言われたとします。

僕は、その台詞をメモります。

 

「出し焼き玉子を注文したセンスを褒められました」とメモります。

「出し焼き玉子を僕が注文したことにより、場が和み、みんなが感激していた。なんて僕は素敵なことをしたんだ」とメモります。

「出し焼き玉子のことなら俺にまかせろ!」とメモります。

 

このように些細な褒められたことまでメモしていくと、あっという間に褒められメモは埋まっていきます。

僕はこの一カ月で、100回近く褒められています。

そのメモを見て、ニヤニヤしながら、いろいろなことに頑張っていこうと思っています。

ちなみに、褒められた回数と同じくらいかそれ以上に、ダメ出しもされていますが、それは全部聞かなかったことにしています。

 

 

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