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『アジア沈没旅行』高崎ケン著~いかに時間を安く買うか~




海外に旅に行く理由は人によってさまざまだと思いますが、『アジア沈没旅行』の著者である高崎ケン氏は、旅に出る際に、国際交流とか視野を広げようとか余計なことは考えない、と断言しています。

筆者が今回の旅に出た目的、それは、「いかに時間を安く買うか」です!

この本では、物価の安い、タイ・ネパール・インドへの二年以上にわたる旅が赤裸々に書かれています。

『物価の安い国に行けば、膨大な時間が手に入る。日本人に生まれた特権だ。手に入った時間は、自分の好きなように使えばいい。日本は出稼ぎに来る国であり、住むのは世界どこだっていい』

『月々の生活費は平均7万円。日本で過ごすよりも、3倍得した気分だ』



筆者は海外で生活しながら、基本的には引きこもって小説を執筆し続けたそうです。(小説の賞でデビューするのが、この旅のメイン目的です)

しかし、この本にはストイックな悲壮感はまったくありません。

タイでは一泊250バーツ(600円ぐらい)の安宿に泊まって熱気の中で生活したり、インドの安宿ではゴキブリと格闘したり、ネパールでは脱力系アトラクション満載のこの世の果てのような遊園地(ファンパーク)をひやかしに行ったりしていて、笑えます。

筆者の計画通り、このアジアへの旅をしながら書いた小説、『新小岩パラダイス』(又井健太名義)で、角川春樹小説賞を受賞することになるのです!

そのときの公募ガイドの受賞の言葉は素晴らしかったです。

リーマンショックで勤めていた会社が倒産したのに、「チャンスだ!」と叫ぶシーンは圧巻でした。

又井氏は行動的なだけでなく、考え方も深くてタメになるのですが、インドのヴィパッサナー瞑想でさとりを開くシーンには衝撃を受けました。

『この世界のキーワードは、今を大切にするということ。今に夢中になるほど、その人の人生は豊かになっていく。人生は思い通りにいかないことも多いけれど、僕の経験では、「ごほうび」は思いがけない、よくわからないタイミングで訪れる。いい加減なインドの郵便配達のようなものだ。宇宙はまるで、ガラクタばかり拾ってくる犬みたいなものだ』

僕もいつの日か、海外で生活しながら作品を執筆する生活をしたいと考えています!

そのときはきっと、この本を相棒として持っていくでしょう。



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