『逃走論-スキゾキッズの冒険』浅田彰著【パラノ型・スキゾ型】




(この文章は2009年4月30日に書いたものです)

『男たちが逃げ出した』

浅田彰氏の『逃走論』は、この印象的な一文から始まります!

人間にはパラノ型とスキゾ型の二つがある、と浅田氏は言います。

パラノ型(パラノイア)とスキゾ型(スキゾフレニー)の違いについて



以下本文を引用します。

『パラノってのは偏執型(パラノイア)のことで、過去のすべてを積分=統合化して背負っているようなのをいう。
たとえば、十億円もってる吝嗇家が、あと十万、あと五万、と血眼になってるみたいな、ね。
それに対し、スキゾってのは分裂型(スキゾフレニー)で、そのつど時点ゼロで微分=差異化してるようなのを言う。
つねに《今》の状況を鋭敏に探りながら一瞬一瞬にすべてを賭けるギャンブラーなんかが、その典型だ』

もっとも基本的なパラノ型の行動は《住む》ことだそうです。

 

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スキゾ型人間の特徴はいろいろなものから逃げること・気が散ること【生き方・状態】

スキゾ型は定住しないでいろいろなものから逃げ続けます。
仕事から。家庭から。土地から。異性から。
スキゾ人間の特徴を抜粋してみます。

『いまはたまたまこんなことをやってるけど、あしたは別なことをやってるかもしれないってのが、スキゾ人間なんだよね』

『言うまでもなく、子どもたちというのは例外なくスキゾ・キッズだ。すぐに気が散る、よそ見をする、より道する』

『実際、糸井(重里)さんってのは典型的なスキゾ人間だと思う。いや、もうすでに分裂しちゃってるのかな』

いままでの人生で、部活もいろんなのをやったり、バイトもコロコロ変えたり、趣味として興味を持つ対象もどんどん変わってきたり、言ってることもめまぐるしく変わったり、自分でも落ち着きがないなあと反省していたのですが、この本を読んで、

「この生き方でも別にいいんだ!」

と励まされました。
僕は、スキゾキッズとして生きていきます。

というわけで、今日から東京から逃げ出して、大阪・京都の友人の家に遊びに行ってきます!

著者:浅田彰氏について【業績・京都造形芸術大学教授】

浅田 彰は、日本の批評家。専門は思想史、現代思想。学位は経済学修士(京都大学・1981年)。京都造形芸術大学大学院芸術研究科教授、同大学院学術研究センター所長。大陸ヨーロッパの最新思想を日本へ紹介したことで有名になった。

1983年、京都大学人文科学研究所の助手時代にフランス現代思想を解説した『構造と力』を出版。15万部を超すベストセラーとなった。

(Wikipedeiaより引用)



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