キングオブコント2018は、今までと違ってファイナリスト10組が、9月22日(土)の当日に決まるみたいですね。
というわけで、予選を通過している32組のコンビの中から、優勝する可能性の高いコンビを3組挙げてみます。
うしろシティ
うしろシティは発想力があって、どこかかわいらしく、優しいノリの芸風のコンビですね。
誰も傷つけずに分かりやすく、かつ、斬新なことをやっているイメージです。
印象に残ってるのは、転校生のコントです。ベタな設定ですが、「しっ、もうすぐ嵐がくる」とか「麦ぼっこり」とか、インパクトのあるボケを連発していましたね。
さらば青春の光
キングオブコントの今まで全10回の中で一番笑ったのは、「さらば青春の光」のイタトンのコントでした。
これを見たときに、「ああ、最近のコントは、ここまで進化していたのか…」と感動したのを覚えています。
これは僕が小説を書くときに「if系」と呼んでいるジャンルなんですね。
「もし~だったら」という非現実な設定を取り入れる。
→「ショートショートの書き方~第1回~「if系」の創作について」はコチラ
「イタトン」のコントだったら、それは「痛いの痛いの飛んでいけ~」と言ったら、痛みが実際に消える、という設定です。
痛みを飛ばせるサラリーマンに、子供はどう立ち向かっていくのか。その能力をも笑いにしていきます。
さらば青春の光は、コントの設定の着眼点が素晴らしいですね。
ジャルジャル
もはやコントのチャンピオンは、このコンビをおいてほかにいないでしょう。
キングオブコントを獲ろうが獲るまいが、この二人の想像力と熱意は圧倒的なのです。
『面接でめっちゃふざける奴』のコントは、号泣するほど笑いました。
ただ、ジャルジャルの弱点としては、「おばはん」と連呼するだけのコントみたいなシュール過ぎるものをたまにやるので、賞レース向きではない、ということなんですよね。
『ガッツポーズマジシャン』みたいなキャッチ―なコントをやれば、優勝は固いと思うのですが…。
「ジャルジャル」「さらば青春の光」「うしろシティ」の共通点
「ジャルジャル」「さらば青春の光」「うしろシティ」の3組に共通するのは、「バラエティ番組ではそんなに活躍できていない」ということなんですね。
コントや漫才は、半年や一年かけてじっくり作ることができます。
それに対し、バラエティ番組で面白いというのは、瞬発力だったり、社交性だったり、お決まりのギャグだったりするので、まったく違う能力なんですね。
ただ、僕はその手のバラエティ番組のお決まりの笑いにはあまり興味がなくて、しっかりと作りこんだ、新しいアイデアを見たいんです。
コントや漫才の作品を本気で創る人たちを、僕は尊敬しています。
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