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大学受験という不条理 ~ある特殊なルールでの戦い第2回~




大学受験の話をしましょう。

日本の大学受験の制度が、公平で合理的で完璧だ、と思っている人は少ないと思います。

むしろ、大学受験は、矛盾に満ち溢れていて、変なルールの多い戦いです。

例えば、現代文の問題。

小説を読んで、

「登場人物のこの仕草で作者が表したいことを、四つの中から選びならなさい」

というような、作者が何を考えていたかを問う問題が出ることがあります。

 

ここで重要なのは、受験の問題を作成しているのはその小説の作者ではない、ということです。

 

問題の作成者が(大学受験の場合はその大学の教授など)、作者がどう思って書いたかを想像して、勝手に、問題を作成しているのです。

ある作家が、自分の小説が試験に使われたとき、自分も実際に試験を解いてみました。

作者がどのような心境で書いたか、というような問題を、自分で解けるかやってみたのです。

試験で解けた問題は、漢字の書き取りだけだった、ということです(自分で書いた小説で使われていた漢字ぐらいはさすがに書けるでしょう)。

つまり、書いた本人も分からないような作者の心情を、受験生は考えて答えていかなければならないのです。

はっきり言って、茶番でしかなく、バカバカしいとしか思えません。

また、点数が高い人から合格する、という一見フェアなシステムのようですが、受験生の環境にはまったく考慮されていないところがアンフェアです。

家の生活費を稼がなければならなくて朝と夕方に新聞配達をしながら眠い目をこすって勉強をしている受験生と、家が裕福で家庭教師を雇えて塾にも通えて、悠々自適に勉強をしている受験生が、同じものさしで計られるのです。

また、試験の時間制限も、特殊なルールの一つです。

一つの科目ごとに一、二時間の時間制限がありますが、そもそもなぜその時間なのでしょう?

一時間やニ時間では優れた答が浮ばない人が、十時間や二十時間考えたら、誰も思い浮かばないようなとんでもないアイデアが浮かぶ能力を持っているかもしれません。

そのような能力は、残念ながら受験では測定できません。

他にも受験における不条理を挙げていけばキリがなく、原稿用紙百枚書いても足りないほどだと思います。

 

が、今回僕が言いたいのは、だから受験のシステムをもっと良いものに変えろ、という話ではないのです。

 

前回書いたように、

「特殊なルール」は、基本的に自分の力で変えることはできない。

からです。

ポイントは、

 

「これはある特殊なルールの戦いに過ぎないんだ」ということを、認識できるかどうかだと思います。

 

それを認識できれば、攻略法を見つけやすいからです。

では、受験という特殊なルールの戦いの、攻略法はどのようなものでしょうか?

次回に続きます。

 

大学受験を攻略する方法 ~ある特殊なルールでの戦い第3回~はコチラ

ある特殊なルールでの戦い ~第1回 はじめに ~はコチラ

恋愛における勘違い ~ある特殊なルールでの戦い第4回~はコチラ

人生を楽しむマニュアルまとめ【名言・努力・才能・夢・お金・仕事】はコチラ







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