ヤッホー(*’▽’)
「文学とエンターテイメントの違いがいまいちわからない時があります」って質問を頂いたのでエンタメ小説(大衆文学)と文学(純文学)の違いについて書いていくわよ~ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
あみさんコメントありがと~(^_-)-☆
目次
エンタメ小説(大衆文学)と文学(純文学)の違いについての一般的な見解・娯楽性と芸術性
エンターテイメント小説(大衆文学)が読者を楽しませる娯楽性に重点を置いているのに対して、文学小説(純文学)は芸術性に重きを置いてる、ってのがよく聞く一般的な見解ね。
ただ、これだけ聞いても違いってよく分からないわよね!?
芥川賞作家は純文学で直木賞作家はエンターテイメントとも言い切れない時代
芥川賞を受賞してる作家は文学で、直木賞を受賞してる作家はエンタメってことでいいじゃんって?( ゚Д゚)
例えば山田詠美さんは、純文学の賞(文藝賞)でデビューして、芥川賞の候補に何度も選ばれながらも、最終的には『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞を受賞したんですね!
こんな感じで1人の作家が、時期をずらして芥川賞と直木賞の両方の候補になったりすることもあります(*’▽’)
吉田修一さんは純文学の賞(文學界新人賞)でデビューして芥川賞も受賞しましたが、『悪人』みたいなミステリーのエンターテイメントの小説もたくさん書いてますね~。
現代ではエンタメと文学の違いは曖昧になり、1人の作家で両方書いたり、1つの作品に両方の要素が混ざっていたりと、融合してきているのよ~Σ(゚∀゚ノ)ノキャー
わたしが思う、文学(純文学)とエンタメ(大衆文学)の違い・何を重視しているか
じゃあどうやって文学(純文学)とエンタメ(大衆文学)を見分けるのかって?
例えば、ライトノベルというジャンルは「キャラクター重視」の傾向が強いと思うから、ほぼエンターテイメント小説ですよね。
っていうか~、本屋に置いてある小説の大半は、読者を楽しませるためのエンターテイメント小説だと思いま~す。(ミステリーとかホラーも、ほとんどエンタメね)
文学は書くのも大変だし、書いても基本的にあんまり売れないからで~すΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
文学(純文学)とは何か・読んだ人を変えてしまう、読んだあとにソワソワするのが純文学・福田和也さん
エンタメ小説は、読んだあとに「面白かった~!」とか「感動した~!」とか「驚いた~!」みたいな、分かりやすいカタルシスがあると思います。
それはなぜかというと、
純文学というのは読んだ人の、考え方を変えてしまう力を持っているからです!!
これは、文芸評論家の福田和也さんが確か言ってたわね!
良く分からない初めての考え方にぶつかったとき、拒否反応を示す人も多いのよ。
だから、純文学を読んだあとはスッキリしない歯切れの悪い感覚を抱いてしまうんですね~☆
純文学のおすすめな現代作家ミシェル・ウエルベックさん(フランス)を紹介するわよ~(*’▽’)最高に面白い小説家・名作・2019年2020年現在
わたしが考える「純文学」の代表者が、現代だとフランスのミシェル・ウエルベックさんという作家よ~(*’▽’)
ウエルベックさんは過激な題材を扱うから世界中で話題になっている作家なんだけど、書いているテーマは基本的には毎回同じなのよね~(*^▽^*)
例えばウエルベックさんのデビュー作『闘争領域の拡大』は、「三十歳のサラリーマンの男性が出張に行って帰ってくる」っていうだけの物語なのに、とんでもなく面白いの。
「キャラクター」や「プロット」に凝ってなくても、「哲学」と「文体」だけですごい小説が書けるいい例だと思うわ~(*´з`)
おすすめ記事だよ~ん(*’▽’)
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