2019年に読んで面白かった本まとめ【小説ランキング・小説以外】

2019年に読んで面白かった本(小説と小説以外)をまとめました!

デパルマ三世
2019年に発売ではない本も混ざっていますのでご了承ください!

2019年に読んで面白かった本(小説以外)

『シュガーマンのマーケティング30の法則』ジョセフ・シュガーマン

デパルマ三世
マーケティングの本を2019年は10冊以上読んだんですが『シュガーマンのマーケティング30の法則』が一番面白かったです!
特別マーケティングの新しい法則が書いてあるわけではないのですが……。

なぜそのマーケティングの方法が上手くいくのかが、筆者の実体験で物語形式で紹介されていて読み物として面白いです!

マーケティングを好きになって、自分でもこの本で紹介されている法則を使ってみたくなりますね!

 

『シュガーマンのマーケティング30の法則』で紹介された法則例

「一貫性の原理」→買い手が購入を決めた瞬間に、別の商品も追加で勧める。

「欠点の告知」→欠点は隠さずに言ったほうがお客からの信頼を得られる。

「物語化」 →お客は商品を買いたいのではなく、商品を買ってどうなるかという物語が欲しい。

 

『神・時間術』樺沢紫苑・おすすめビジネス本・自己啓発本

デパルマ三世
集中力の高い時間帯と集中力の低い時間帯で、やることを分けるのが『神・時間術』の骨子となります!
『神・時間術』の内容紹介

集中力の高い時間帯は「朝」です。

また午後の集中力の低い時間帯に、集中力を戻す方法として「運動」が推奨されています。

 

時間術の本も今までいろいろ読みましたが、『神・時間術』は大事な点が網羅されていて読みやすかったです!

 

『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』スコット・ギャロウェイ

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デパルマ三世
the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』はGAFAと呼ばれるGoogle・Amazon・Facebook・Appleの4つの企業がなぜここまで巨大な力を得たのかを分析した本です。
『GAFA』内容一部紹介

例えばアップルの分析で興味深かったのが、アップルはもはやテクノロジー企業ではないんですね。

ルイヴィトンみたいな高級ブランド企業を目指してるんだ、と筆者は言います。

アップルの製品を持っていると、かっこいいとか、オシャレ、みたいに感じてもらうような広告やブランディングをしていってるんですね。

だからiPhoneは値段が高くても売れ続けます。(ルイヴィトンのバッグが高くても売れるように)

 

the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』は四騎士を別に褒めてなくて結構皮肉ってるんですけど、ただやはりこれらの企業を無視して生活をしていくのも難しい、という結論に達するんです。

『21 Lessons』ユヴァル・ノア・ハラリ・無料で読む(聴く)方法

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河出書房新社
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デパルマ三世
『サピエンス全史』や『ホモデウス』でベストセラーを連発しているユヴァル・ノア・ハラリ先生の最新作が『21 Lessons』です。
『サピエンス全史』が人類の過去を総括して、『ホモデウス』が人類の未来を予想したのに対して、『21 Lessons』は現代の人類が抱えている問題や近い未来に焦点を当てています。

21の項目【雇用・移民・教育・コミュニティなど】いろいろ語っているんですけど、僕は【自由】というテーマが興味深かったです。

『21 Lessons』内容一部紹介

『意思決定のドラマ』が今後なくなるのでは、とハラリ先生は予言しているんですね。

例えば、今だったらAmazonがおすすめの本とか紹介してきて、それを購入したりしますよね。

今後はAIが個人のデータを基にして「結婚相手」や「大学で何学部に行くか」や「就職先をどこにするか」まで薦めてくる可能性があるんですね。

自分で選ぶよりも、AIが選んだ選択肢を取ったほうが幸せになれる確率が上がるとしたら、人間は自分で何かを決定する必要がなくなるんです。

 

そんな話がいろいろと書かれているのが『21 Lessons』で、考えさせられるテーマが多いですね。

『21 Lessons』はAudible(オーディブル)Amazonオーディオブックの無料体験で無料で全て聴けますよ!

2019年に読んで面白かった本・小説・ランキング・今年一番面白かった本

デパルマ三世
2019年に読んで面白かった小説はランキング形式で発表します!

3位『ハピネス』桐野夏生

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光文社
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デパルマ三世
ハピネス』のあらすじとしては、高級なタワーマンションに暮らす主婦の話なんですよ。
『ハピネス』あらすじ

一見するといわゆる「勝ち組」に見えるんですけど、そんな甘い世界でもないんです。

タワマンの中でも、賃貸か購入か、WEST塔かEAST塔か、何階に住んでるか、とかでヒエラルキーができてるんですよね。

人間社会のヒエラルキーというテーマは桐野夏生さんの過去作『グロテスク』とかでも高校生のパターンで描かれてたんですけど、めっちゃ面白い。

 

ハピネス』はほぼタワマンとその周辺の話だけで、長編一冊ワクワク読ませるという力量が相変わらずすごいですね。

デパルマ三世
桐野夏生さんの本は『路上のX』も今年読みましたが面白かったです!
路上のX』は悲惨な状況の女子高生3人が、大人と戦いながら渋谷とかで生き抜いていく話です!

桐野さんの小説は、みんなが臭いものにフタをしがちな、現代社会の闇にズバズバ切り込んでいくから最高ですね!

 

2位『セロトニン』ミシェル・ウエルベック


デパルマ三世
↑のツイートでほぼ『セロトニン』の感想は言い切ってるんですけど、ウエルベックの小説って毎回同じテーマなんですよね。
中年の男性が愛を求めてもがき続ける話なんですけど、読んでて気分が落ち込んでくるんですよ。

ただ読み終わると創作意欲がすごく湧いてきまして、ウエルベックは現代作家で一番新刊が楽しみな文学者ですね。

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1位『三体』劉 慈欣 あらすじ

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デパルマ三世
2019年は『三体』で決まりでしょう!
できるだけ先入観をもたない状態で読んで頂きたいので、ネタバレしない程度にあらすじをかいていきますと、

 

『三体』あらすじ

三体というVRゲームがある世界です。年代としては現代なんですが、

主人公はナノテク素材の技術者で、かなりのインテリです。しかし彼になぜか「カウントダウン」が見え始めるという、怪奇現象が起こります。

そして、主人公は国家が絡んだ極秘プロジェクトに招集されて、ある事実を知ることになるのですが……。

 

中国で2100万部のベストセラーになった三部作の第1作が、今回の『三体』です。

SF×ホラー×ミステリー×文学×歴史×哲学

みたいに、いろんな要素が混ざった小説です。

 

デパルマ三世
三体』での欠点としては、登場人物の名前が読みづらいことですね(;´Д`)
中国語の名前なので、覚えづらいしそもそも名前の漢字が難しくて一発で読めないですね。

ただ、登場人物表は本の初めにも書いてありますし、さらにしおりのような形で本に差し込まれてます。

僕は何度も登場人物表を確認しながら読みました!

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早川書房
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デパルマ三世
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(ノンフィクションは聴きやすいですが、小説をオーディオブックで聴くのは少し聴きづらいかもしれません)

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