小説を書いていて複数名の登場人物が会話をしているときに、「鈴木が言った」とか「鈴木は聞いていた」と普通に書いては単調になってしまうので、様々なパターンの会話中の仕草の描写を取り入れたいと思って本を読んで研究してみました。
小説執筆に使えそうな会話中の仕草の描写を引用してみましたので、よかったら参考にしてみてください!
鈴木が相槌を打った。
鈴木が誰にともなく低く言った。
鈴木は分厚いメガネの奥でぎろりと目を光らせた。
鈴木も遅れじと割り込んだ。
鈴木は目を輝かせて言った。
鈴木が物々しく言った。
鈴木はそっと耳打ちした。
鈴木が合いの手を入れた。
鈴木が頓狂な声で言った。
鈴木は心持ち膝を乗り出した。
鈴木は咽喉を鳴らして笑った。
鈴木が遮った。
鈴木は両手で頭を抱えた。
鈴木が揚げ足を取った。
鈴木が椅子を傾けて言った。
鈴木は眉を高々と持ち上げた。
鈴木は胸に一物ある顔で言った。
鈴木は腰を浮かせて言った。
鈴木が言葉を挟んだ。
鈴木が咳払いして言った。
鈴木は口を尖らせた。
鈴木は首を傾げた。
鈴木はすかさず切り返した。
鈴木がすかさず解説の労を取った。
鈴木が結論を催促した。
鈴木はなおも絡んだ。
鈴木が食い下がった。
鈴木はまんざらでもない顔をした。
鈴木が一歩踏み込んだ。
鈴木が痺れを切らして言った。
鈴木は肩をそびやかした。
鈴木はかぶりをふった。
鈴木はきょとんとした。
鈴木が乾いた声で付け足した。
鈴木はひとしきり思案の後に言った。
鈴木は蔑ずむように言った。
鈴木は持ちまえの堂々たるバリトンで言った。
鈴木は自分は間違ってないと確信する声で言った。
鈴木は皺一つない顔を微かにほころばせた。
鈴木は前の失言を挽回しようとするかのように熱をこめて言った。
鈴木はわざとらしくふんと鼻を鳴らし、しかつめらしく眉を寄せた。
これらの描写に比喩を組み合わると…。
『鈴木はサラダを取り分ける合コンの幹事役のような繊細さで軽く咳払いしたあと、急に深刻な顔をしたかと思いきや、ふんと鼻を鳴らし、しかつめらしく眉を持ち上げ、自分は間違ってないと確信する声で言葉を挟んだ』
みたいな文章ができあがります。
ただ、「しかつめらしく」ってどういう意味なのか分からんのですがね…。
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