『高城剛の大穴イッパツ』高城剛




高城剛とは何者か

高城剛さんといえば、沢尻エリカさんと結婚して離婚したニュースで知った人が多いと思います。が、僕はその何年も前から高城さんに注目していまして、というのも、以前高城さんが何かのテレビに出たときに、「空中で使えるキーボード」みたいな未来のアイテムをバンバン出してきて衝撃を受けたのがきっかけでした。
「ドラえもんみたいな人だなあ」というのが第一印象です。それ以来高城さんの著作を読み漁りましたが、最高傑作はデビュー作の『高城剛の大穴イッパツ』です。ダントツです。
そして彼は、「ハイパーメディアクリエイター」という呼称でも有名ですね。

ハイパーメディアクリエイターとは何なのか

これは高城さんが日大芸術学部の学生時代に取材されたときに、新聞記者の方がつけたニックネームです。
通っていた芸大では、「映画を撮る人は映画を撮る」「音楽を作る人は音楽を作る」「文章を書く人は文章を書く」と分けられていたのですが、高城さんは全部やりたかったみたいなんですね。よって、メディアを越えて活躍するクリエイターということで、「ハイパーメディアクリエイター」と名付けてもらったのが由来です。

『高城剛の大穴イッパツ』とはどんな本なのか

スタジオボイスという雑誌に連載されていた高城さんの日記がまとめられて、本になったものです。僕は前々から、この世で一番面白い本は誰かの日記だと思っています。小説でもなく、哲学でもなく、芸術の本でもなく、誰か一人の日常を書いたものが、一番面白い気がするのです。
普通の人の日記を読むだけでも相当面白いのに、高城氏みたいなぶっ飛んでる人の日記を読むのは、筆舌に尽くしがたいほど興奮します。
この本では、1992年11月から1994年12月までの氏の行動が、ハイテンションな文章で克明に記されています。

買い物しまくって、世界中を旅して、文章を書いて、映像作品を作って、インタビューを受けて、いろんな会議やイベントに参加して、映画観て、本読んで、パーティ行って、表参道に謎の店をオープンしてと、とにかく忙しいです。ほとんど寝ていません笑。

 

アイデアと移動距離は比例する

かつてウンベルト・エーコがアイデアと移動距離は比例すると言っていたのを思い出した。いい発言である。確かに足を使っていろんなところに行けばいろいろアイデアも涌いてくるってもんである。そういえば僕自身も飛行機の中や車の中でアイデアが生まれることがほとんどだ。机の前に座って考えても、何も生まれてきやしない。

「アイデアと移動距離は比例する」という言葉の他に、高城さんはよく、「移動距離と真実を見る目は比例する」と言います。

例えば、イギリスがEUを脱退したニュースがありましたね。あのニュースについて、ほとんどのコメンテーターとか学者は、日本にいながら解説しているわけです。イギリスの若者はこうだからとか、EUには問題点があって、とか。
ただ、実際にイギリスに行って現場の意見を聞かないと、絶対に真実は見えてきません。高城さんは、何事も現地に足を運んで判断します。だから、他のコメンテーターよりも信用できるのです。

ノマドとはスターバックスでマックをいじっている人のことではない

ノマドという言葉が一時期ブームになっていて、スタバでマックを使って仕事をしている人が特集されてしましたが、ああいうニュースを見るたびに、ノマドという言葉が間違って浸透しているなあ、と残念に思っていました。

ノマドというのはもともとは「遊牧民」の意味なんですね。生活のために大陸を移動したり、牧畜のために定住しない人なんです。つまり、人生をかけたダイナミックな移動がともなうわけです。
都内のカフェでチマチマと移動しているのは、ノマドでもなんでもないわけです。ノマドを名乗るなら、高城さんみたいにもっと遠くまで移動してください。

こんな風に大活躍している高城さんも、24歳のときは帰る家がなく、車の中で寝泊りしていたらしいです。シャワーは撮影スタジオで浴びて、知り合いから服をもらうような生活をしていたのです。

また、NHKのドキュメンタリー番組で、「高城は振り返らない」というカッコイイフレーズが紹介されましたが、高城氏の友人は、「お前は記憶力が無いので振り返ってもなんにもならない」と一同に言うそうです。
うーん…クールだなあ。



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