『林修の仕事原論』(林修著)から印象に残った個所を引用していきます!
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清水幾太郎氏の名言「人生問題とは、職業問題である」
今、清水幾太郎氏の名を挙げてもぴんとくる人は少なくなったことでしょう。
社会学者であり、評論家でもあった彼は、積極的に文筆活動にいそしんだこともあって、その著作はかつて入試で頻出しました。
僕は現代文という科目を受験生に教えることを生業としているので、当然何度も彼の文章に遭遇しました。
そのなかで彼が「人生問題とは、職業問題である」と喝破したものがあったのです。
「少し短絡的すぎるのではないか?」「人生は、仕事以外に広がる領域にこそ真の豊かさがある。それなのになんと浅薄なことか!」などなど、非難の論議は繚乱の様相を呈することと思われます。
僕自身もこの考えをずっと否定的に捉えてきました。
しかし、昨年来、人生の激変を経験した現在では、少し考えが変わりました。
(省略)
どう生きるかとはどう仕事をするかと等しいとまでは言えないとしても、重なる部分はあまりにも大きい。
だとしたら、仕事といかに向き合うかについて、もっともっと考えるべきではないでしょうか?
~『林修の仕事原論』(林修著)より引用~
喝破(かっぱ)=物事の本質を言うこと
繚乱(りょうらん)=入り乱れるさま
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『林修の仕事原論』の感想
『林修の仕事原論』には林先生なりの仕事の進め方や考え方などが紹介されていて参考になるのですが、僕が一番衝撃を受けたのは、上で引用した「はじめに」で語られていた内容です。
つまり「人生問題=職業問題」と、清水幾太郎という社会学者が言い切ってしまい、林先生もそれにおおむね賛同しているという趣旨のことが書いてあったんですね。
人生には仕事以外にも、恋愛や友情や家族などの人間関係や、趣味に熱中する人もいれば、旅行が好きな人もいるでしょう。
そういったいろいろな要素がその人の人生を作り上げていきます。
ただ、実は仕事以外の要素は実は人生ではそれほど大きくなく、その人がどんな仕事をしているかがその人の人生なんだ、ということなんですね。
これはなかなか斬新な意見というか、ただ言われてみれば、確かにそうかもと納得する部分もあります。
というのも、僕がいつも疑問に思ってたのですが、もう充分に稼いだベストセラー作家の方や社長の方たちが、貯金を使って遊んで暮らせばいいじゃんと思うのに、いつまでも仕事を止めないですよね。
つまりどんなにお金が手に入っても、仕事でしか手に入らない、遊びでは手に入らないものがあるのだと思います。
それは信頼のおける人間関係だったり、人の役に立ったという遣り甲斐だったり、業績を成し遂げたという達成感だったり、実際に世の中を変えたりすることかもしれません。
だからおそらく、多くの人が、もう働かなくて食べていけるようになっても働き続けるのでしょう。
人生とは何か、人生で何をするために自分は生まれてきたのか、ということを真剣に考えるならば、自分はどんな仕事をするべきなのか、仕事で何を成し遂げるべきなのか、というテーマを深く考えざるをえないのだと思いました。
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