三島由紀夫さんの名言「小説のマテリアルは言葉」【思想・作品】

『告白~三島由紀夫未公開インタビュー』から三島由紀夫さんの言葉を紹介していきます!

三島由紀夫さんの名言『言葉というものが小説のメチエで、マテリアルだ』

ベスター「三島さんの文学と現在のほかの日本の文学と比較した場合、ご自分で、こういうところに大きな違いがあるといったものはありますか」

三島 「簡単に言えば、言葉の問題ですね。

僕は、言葉というものが小説のメチエで、マテリアルだという確信を非常に強く持って始めたし、今もそう思っています。

人生だの思想が素材、マテリアルではない。言葉がマテリアルだ

ベスター「そういう意味では、音楽と非常に近い」

三島「音楽や絵と同じですね」

 

~『告白~三島由紀夫未公開インタビュー』からより引用~



デパルマ三世
メチエというのは、文芸や美術などでの専門家の表現技法のことのようですね!マテリアルは「素材」です!


『告白~三島由紀夫未公開インタビュー』の感想【名文・小説は音楽や絵と同じ】


デパルマ三世
小説は音楽や絵と同じ、と三島さんは言い切ってましたね。
言葉がマテリアルだ、という発言は深いですね。

僕は純文学は「文体」と「思想」を組み合わせたものだと思っていたのですが、三島由紀夫さんは「思想」すら小説のマテリアル(素材)として必要ない、って言ってるわけですね。

言葉こそが小説にとって最も大切であり、美しい言葉を正確に組み合わせることで、美しい作品ができあがると。

確かに三島由紀夫さんの文章は美しいからですねえ、うーむ。

この発言を読んで、もう一度純文学を書きたい気持ちが湧き上がってきました。(最近書く小説がエンタメ寄りになってきたのですが)

自分にとっての最高の言葉を並べることができれば、美しい作品が書けるのかもしれません。

三島由紀夫さんの小説の書き方【音楽を聴いて小説を書いた】


デパルマ三世
三島さんは音楽からインスピレーションを得て小説を書いたこともあるそうで、『獣の戯れ』という小説がそれにあたります。

カラヤンの間奏曲「レオノーレ」を聞いて、ホテルに帰ってから、その晩にあの小説が全部出てきちゃったんです。

~『告白~三島由紀夫未公開インタビュー』からより引用~

このエピソードはかっこいいですねえ。

「この小説のアイデアはどうやって生まれたんですか?」

って訊かれて、

 

「ああ、これはカラヤンを聴いたらできちゃいました」

 

っていつの日か言ってみたいですねえ(*’▽’)



三島由紀夫さんのおすすめ作品・本『不道徳教育講座』笑えるエッセイ・恋愛論

不道徳教育講座』は軽い感じのエッセイなんですけど、人生論や恋愛論などいろいろ詰まっていてゲラゲラ笑いながら読めました。

デパルマ三世
『できるだけ己惚れよ!』とか『ウソをつくべし!』みたいな過激な主張を繰り広げていて、深い思想をユーモアを交えて書いている感じですね。
三島由紀夫さんってなんか純文学の人で真面目そうでとっつきづらいなあ、と思っている方はまずはこの『不道徳教育講座』を読んで親近感を持ってもらいたいですね!


 






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