カズオ・イシグロ氏の名言『小説の舞台や時代は動かせる』【文学白熱教室】
カズオイシグロ氏のデビュー作『遠い山並みの光』と第二作『浮世の画家』は評判が良かったのですが、二作とも日本が舞台なので、どうしても日本特有の話という風に読者にとらえられてしまいました。 そこでカズオイシグロ氏は三作目の『…
カズオイシグロ氏のデビュー作『遠い山並みの光』と第二作『浮世の画家』は評判が良かったのですが、二作とも日本が舞台なので、どうしても日本特有の話という風に読者にとらえられてしまいました。 そこでカズオイシグロ氏は三作目の『…
2015年8月16日にNHKで放送した『文学白熱教室』という番組で、カズオ・イシグロ氏が小説を書き始めた理由を語っていました。 それにはまず生い立ちが関係しています。 カズオ・イシグロ氏の発言を引用していきましょう。 カ…
「思いどおりに小説が書けません」という質問に対しての、森博嗣さんの回答が参考になりました。 森博嗣氏のブログを本にした「MORILOG ACADEMY9巻」から、引用していきます!! 本では改行無しで書かれてましたが、ブ…
『子連れ狼』や『ゴルゴ13(初期)』など数々のヒット漫画の原作者としても知られている小池一夫氏は、漫画はキャラクターが全てだ、と断言しています。 そもそも、キャラクターとは何なのでしょうか。 『人を惹きつける技術』小池一…
『悪の教典』や『黒い家』で魅力的な悪役を作ってきた貴志祐介さんの、悪役の描き方を『ミステリーの書き方』(日本推理作家協会編著)より引用して紹介していきますよ! 貴志さんによると悪役には特権が3つあるので、書いていて楽しい…
東野圭吾さんのミステリー小説のアイデアの作り方を紹介していきます! 東野圭吾さんの名言『気に入った映画や本は何度でも味わう』 僕は本からも映画からもテレビからも、「これは意外だ」という発見をすることがありま…
横山秀夫さんの小説の書き方を紹介していきたいと思います! 横山秀夫氏の「作品に緊張感を持たせる方法・小説の導入で緊張感を高める始め方」 「一つは、物語の冒頭から間もない時点で、主人公の心を鷲掴みにする出来事…
村上春樹さんのロングインタビューで語られた内容から、情景描写についての部分を引用してみます!! 村上春樹の描写論「描写は物語の重しになる」【上手い小説の書き方】 「ただし時には、部分的にはということですが、意図して文書を…
本日(2018年10月21日)19:00-19:55にTOKYOFMで放送されていた「村上RADIO~秋の夜長は村上ソングズで~」で語られていた、村上春樹さんの小説のアイデアの育て方を紹介していきます。 これは村上さんの…
中谷彰浩先生の名著、『人は誰でも作家になれる』から、引き続き、僕が好きな名言を引用して紹介していきます。 1行でもいいから書こう。そして、24時間以内に、もう1行書こう 本を書くためには、毎日ちょっとずつでも書くことです…
このブログでも特に人気の高い作家の方の記事をまとめてみます! 最近、自分のブログをまとめただけのエントリーが増えているのは、サボりではありません!笑 このブログに辿り着いて頂いた方への、ホスピタリティの気持ちなのでありま…
小説を書いていて、キャラクター作りは難しいといつも思うのですが、今回は、事前にあまりキャラをきっちり決めずに、自然体でキャラクターを生み出していく村上春樹さんのやり方を学んでいきましょう。 ちなみに、僕が好きな村上作品の…
作家を目指す人に是非オススメしたい名著である『人は誰でも作家になれる』中谷彰宏著、から役に立つ名言を紹介していきます! →『嫌なことや辛いことに出会った時、材料を手に入れた作家はニコニコする』中谷彰宏氏の名言はコチラ &…
『人は誰でも作家になれる』中谷彰宏著は、作家を目指す人の多くに読んでほしい名著です。 今では年間40冊以上の本を出している著者が、1冊目の本が出るまでに10年かかり、とんでもない努力をしてきたことが赤裸々に描かれています…
森村誠一氏が自分の文体を手に入れた方法 『文体は一朝にしてなるものではない。長い間、多数の文章を書いている間におのずから形成される。私の作品にも文体があるとすれば、それは模倣から始まった。 日本の作家では、まず堀辰雄、立…
小説を書くときに物語をどこから考えていいかわからない、と悩むこともあると思います。 そんなときは、今回紹介する三谷幸喜さんのやり方が参考になるかもしれません。 映画や小説を作るときに、別に冒頭から順番にストーリーを考えな…
短編小説の書き方で参考になったのは村上春樹さんのやり方でした。 (もうひとつ、ハリウッド映画の脚本づくりに使われるミッドポイント理論も短編(ミステリーや恋愛小説など)を書くときに参考になりました。 →乙一氏のミッドポイン…
海外に旅に行く理由は人によってさまざまだと思いますが、『アジア沈没旅行』の著者である高崎ケン氏は、旅に出る際に、国際交流とか視野を広げようとか余計なことは考えない、と断言しています。 筆者が今回の旅に出た目的、それは、「…
小説を書こうとするときに最初に最大の関門にぶち当たることになるのですが、「結局、何を書けばいいの? 書くことが別にないんだけど」ということなんですよね。 小説は書きたいし何かを表現したい。それでも、「特に書きたいテーマも…
長編小説をどういうペース配分で書くかというのは作家によって変わってきますが(村上春樹さんは毎日原稿用紙10枚ずつ一定のペースで書いているそうです)、缶詰で一気に書くクラッシュ、という手法で成功したのは、カズオ・イシグロさ…
(注:この文章は2008年10月7日に書いたものです) 作家の中原昌也さんの、第18回ドゥマゴ文学賞受賞記念の公開対談に行ってきました。 対談相手は、作家の高橋源一郎さんで、対談場所は渋谷のブンカムラ。 200人弱くらい…
はじめに キャラクター作りが苦手です。 というのも、僕は小説創作において、「キャラクター」よりも「アイデア」を重視してきたんですね。 このことはいずれ、僕が「世にも奇妙な物語」が好きな理由、に絡めてじっくりと書きたいと思…
プロット作りが大変な理由【小説の構想を考える】 小説のプロット(あらすじ)を考えるときにいつも困るのが、小説があまりにも自由すぎて何でもありということなんです。 たとえば、舞台を東京にするとします。 東京の中でも、渋谷に…
作家:貴志祐介について 1959年生まれ。1997年に『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞 の大賞を受賞しデビュー。『硝子のハンマー』で第58回日本推理作家協会賞受賞。『新世界より』で第29回日本SF大賞受賞。悪の教典』…