意識について、スーザン・ブラックモアが、科学者や哲学者と語った対談集になります!
「クオリア」とか「明晰夢」とか「中国脳」とか「デカルト劇場」とか、面白い話題がテンコ盛りなのですが、ぼくが一番興味があった話題は『自由意志』についてでした!
外的環境や運命などの影響を受けることなく自分で何をするか決定できるという考え方が「自由意志」らしいのですが、どうやら「自由意志」なんて人間にはない、という話になるんですね。
つまり、お昼ご飯にを何を食べるか、仕事を何を選択するか、誰と結婚するか、などなど、全部あらかじめ決まっているとのことなんです。
一見、自分で決めているように思えますが、あらゆる事象は先立つ現象によって前から決まってるいると。
そんなアホな!!
って思いましたよ。僕も。
ただ、この考えは一部の奇抜な科学者が提唱している「とんでも科学」ではなく、むしろ科学者たちに一般的に真とされる考え方らしいんですね。
ショックを受けましたね。ここ最近で、一番衝撃を受けた本ですね。
翻訳者は、難しい話を分かりやすくまとめることでおなじみの、山形浩生氏。
→『この世で一番おもしろいミクロ経済学』ヨラム・バウマン著 山形浩生訳はコチラ
一部『意識を語る』の本から抜粋します。
『わたしはレストランに行くと、「これはおもしろいわ。メニューがあるけど、自分は何を注文するかしら」と思うんです』
この本は面白いのでぜひお薦めしたいのですが、どんなに僕が薦めたころで、今このブログを読んで下さっている方がこの本を買うかどうかは、あらかじめ決まっているかもしれないわけで…
著者:スーザン・ブラックモアについて
スーザン・ブラックモアは、イギリスの心理学と超常現象に関するフリーランスの作家。著作『ミーム・マシーンとしての私』で知られる。
スーザン・ブラックモアはミーム学の分野でも業績を残している。彼女の著作は多くの読者を獲得している。ミームという用語はリチャード・ドーキンスが1976年の著書『利己的な遺伝子』で使ったものだが、誤解されて使われることが多い。ブラックモアの『ミーム・マシーンとしての私』はミーム学入門書としては最適と言われている。ドーキンスはこの著作に関して、「どんな理論にも最もよい表現があり、スーザン・ブラックモアはミーム理論についてそれを成し遂げた」と述べている。
~Wikipedeiaより引用~
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