『21世紀の歴史』ジャック・アタリ【本・予言】




(この文章は2010年4月3日に書いたものです)

ジャック・アタリとは何者か

ジャック・アタリは、フランスの経済学者、思想家、作家。アルジェリアの首都アルジェ出身のユダヤ系フランス人。
パリ政治学院卒業。経済学国家博士。初代欧州復興開発銀行総裁。フランソワ・ミッテランの側近中の側近で81年から91年まで大統領補佐官。91年から93年まで初代欧州復興開発銀行総裁。
(Wikipediaより引用)

金融の知識にも精通していて、2008年のリーマンショックを予言していたことでも有名ですね。

やはり今の混沌としたスピーディな時代においては、未来を予言できる人は貴重ですし、面白いです。

『21世紀の歴史』についての感想

未来のことをあれこれ考えるのは楽しい。

ジャック・アタリの『21世紀の歴史』によると、21世紀は常に移動をし続ける【ノマド(遊牧民)】の時代になる。

半数以上の就労者は、5年ごとに引越し、転職はさらに頻繁になる。
国家はほとんど解体され、国に継続的に住む人物とは、外に敵が多すぎる人物、脆弱な人物、年寄りと幼い者など、何らかの理由で定住を余儀なくされた者たちだけになる。

さらに、【超監視体制】の時代が訪れる。

携帯電話やアイポッドなどの【ノマド・オブジェ(ノマドが移動しながら使う道具)】で全て行動が体制側から監視される。隠し事は一切できなくなり、全員が全員のことを全て知ることになる。刑務所も次第に遠隔監視による自宅隔離処分となり、廃止されるとのこと。

【蓄積された時間】よりも【生きた時間】への評価が高まる。

映画は無料となり、映画ファンは劇場の舞台で同じ俳優が演じるシーンに対してマネーを払う。本や雑誌も無料になり、読者は著者の講演会や討論会に出席するために編集者にマネーを払う。

なんだか21世紀はとんでもない時代になりそうである。とりあえず、21世紀は落ち着きのない人間が有利になりそうなので、多動症候群気味の僕はちょっと安心した。

 

●追記
このエントリーを書いたときはiPhoneが日本で発売されて1年ちょっとで、まだ持っている人は珍しいぐらいだったのですが、今では誰もがスマートフォンを持って、移動しながらネットを使うようになりました。

ある意味、ジャック・アタリが予言していた「超監視体制」が始まっているともいえます。
映画も、一部のネット配信では無料や定額制になってきてますね。早く映画館も無料になってほしいです。

これからも生活はどんどん変化していくと思うので、楽しみにしております。

 


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