小説のアイデアの生まれ方~第2回~「アイデアの種を育てる」
小説のアイデアは、いきなりパーンと最初から最後までの企画が生まれることはほとんどなくて、 「アイデアは種のようなもので、最初はとても小さいところから始まる」 ことが多いんですね。 これは貴志祐介さんや冲方丁さんがやってい…
小説のアイデアは、いきなりパーンと最初から最後までの企画が生まれることはほとんどなくて、 「アイデアは種のようなもので、最初はとても小さいところから始まる」 ことが多いんですね。 これは貴志祐介さんや冲方丁さんがやってい…
小説に何を書けばいいか、ってのは難しい問題だと思うんですけど、執筆マニュアル本に良く載っているアドバイスで、 「自分のことを書きなさい」 っていうのがあるんですね。 僕はこのアドバイスは、半分本当で、半分嘘だと思ってるの…
ヒットする作品の共通点はキャラクター重視 ドラマも小説も映画も漫画も、最近ヒットするものには、一つの共通点があります。 それは、人気キャラクターがいることなんですね。 あなたの好きな作品を、漫画でもドラマでも小説でも、何…
今回は、定食屋で常連になる方法を紹介していこう。 富士には月見草が良く似合うように、定食屋には常連が良く似合う。そう、定食屋界の月見草にあなたがなるのだ!! 常連客になるために大切なことは差異と反復 フランスの哲学者のジ…
小説とは何か、と、たまに考える。 小説と、そうではない文章との違いとは何か。 例えば、ピザ屋のチラシはどうだろう。 そこには、「一枚買ったらもう一枚無料!」というキャンペーンが書かれていたり、新商品のお勧めのピザが書かれ…
世の中、上には上がいるものである。 わたしの常連になる技術の腕前は、世界ランキングでもトップの方に入り、テニス界でいえば、錦織圭かラオニッチ的なポジションにまで来ていると己惚れていた。 が、それは大いなる勘違いだったのだ…
新しい土地に引っ越したときに大変なことは、仕事探しでも友達作りでもなく(そんなことは意外となんとかなる)、通える美容院を探すことだったりする。 私の身の周りでも引越しをした知人に統計を取ったところ、やはり困ったことの第1…
ライトノベル作家がデビューした年齢を調べたのでまとめてみます。 新人賞でデビューした作家は新人賞を受賞した年齢を、新人賞を獲らずにいきなり本を出した作家はデビュー作(小説)が出版された年齢を調べました。 既に誕生日がきて…
高城剛さんの著作の中で、二番目に好きなのがこの『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明』です。 高城剛さんの本で一番好きな本と二番目に好きな本 (ちなみに、一番好きなのは『高城剛の大穴イッパツ』という本です!→『高城剛の大…
「常連になるなんて簡単じゃん!店員さんにバンバン話しかければいいんだよ!」 みたいに思われる人もいるかもしれませんが、この『常連になる技術』は、そういう社交的な人に向けて書いているわけではありません。 すなわち僕のように…
常連客になって「いつものちょうだい!」と言いたい【行きつけの店がほしい】 「いつものちょうだい!」 と店で注文するときに言えるような、立派な大人になりたい。 そう思って、今まで生きてきました。 それだけを考えて生きてきた…
まず、ファナモとは何か。 ファナモは、「ウンコに代わる次世代排泄物」のことなんですね。排泄物がウンコから、匂いもなくつるっとしていてカジュアルでキレイなものに進化した未来が描かれます。 SFの作家がいろんなものを進化させ…
何かの物語論で書いてあったのですが、小説というのは基本的には「目的」で引っ張るか「謎」で引っ張るかのどちらかだ、ということらしいんですね。 目的というのはたとえば、桃太郎が鬼退治に行く、などですよね。 謎というのはたとえ…
『ショートショートの広場9』(阿刀田高:選)に掲載された60作品の中から、本日は僕が独断と偏見で選んだ第二位の作品を紹介します。 →「ショートショートの書き方~第1回~「if系」の創作について」はコチラ 第二位 『墓碑銘…
雑誌『小説現代』で、阿刀田高さんが選考委員のショートショートコンテストが行われていて、毎月五作品が採用されて掲載されるんですね。 その作品を一年分まとめて、六十作品が毎年文庫本になります。(僕の作品も過去に2回掲載された…
おっと、私うお座じゃないから関係ないと思ったそこのあなた!この運勢はうお座以外の人でも、A型の人、長男・長女の人、もしくは九州か関東地方出身の人、苗字が鈴木さんか佐藤さんか高橋さんにも、大体当てはまるから是非チェックして…
小説でAという作品を書いていて、なかなか途中で書き進められないときに、ふと、まったく別の作品Bのアイデアが浮かぶことがよくある。そして、Bをちょっと書いてみると、Aよりもよっぽど面白い作品になりそうな気がしてくる。 だが…
『世にも奇妙な物語』を観るうえで僕が特に重要だと思っているポイントは、「アイデア」と「ラスト」の二点です。 世にも奇妙な物語『来世不動産』のあらすじ・キャスト(高橋克実)・原作・バカリズム・ネタバレ少しあり まずアイデア…
脚本家の三谷幸喜氏が以前『ごきげんよう』の番組で、「スランプってあるんですか?」という質問に対して、 「しょっちゅう壁にぶつかることはありますよ。徹夜して一行も書けないこともざらですからね」 …
著者のMBとは何者か ファッションバイヤーで、発行しているメルマガも人気です。おしゃれをセンスや感覚なものと捉えるのではなく、ロジックで言語化していき、誰でもおしゃれになれる、ということを解説しています。 初の著書『最速…
嫉妬というのは、トンチンカンなことが多いと思います。 大企業に勤めていてめちゃくちゃモテていて、さらに本まで出されている方とお話したことがあります。 モテと、金銭的安定と、クリエイティブと、いろいろな要素を満たしていて、…
注:この文章は、2008年9月29日に書かれたものです。 夕食を何にしようか迷いながら、オレは自転車をこいでいた。 おっと、言い忘れていたが、これは昨日、9月28日(日曜)のできことである。 あるラーメン屋の前を通りすぎ…
小説の新人賞には、ミステリーの『江戸川乱歩賞』やら、エンターテイメントの『小説すばる新人賞』やらたくさんあるが、最もレベルが高いのは、『日本ホラー小説大賞』だと僕は思う。 投稿する新人賞の受賞作を対策のために読むことがよ…
はじめに キャラクター作りが苦手です。 というのも、僕は小説創作において、「キャラクター」よりも「アイデア」を重視してきたんですね。 このことはいずれ、僕が「世にも奇妙な物語」が好きな理由、に絡めてじっくりと書きたいと思…