(この文章は2015年6月3日に書いたものです)
投稿していた「ミステリーズ!新人賞」と「小説推理新人賞」の結果が出ていて、両方一次選考で落ちてて、「マジか…」って何度もつぶやいてしまった。本屋で「小説推理」を立ち読みしながら何度もつぶやいてしまった。正直、今回は結構自信があったのだが…。あれで一次も通らないのかよ、と。
だが、去年の今頃はなかなか書き始めた小説が完成できなくて、どの賞にも投稿できなかったから、最近は作品を最後まで書けるようになってきて応募してるから、その辺少しは成長したと思うのだが、それにしても一次落ちとは…。今回はふざけずにまじめに書いたのに…。
北区内田康夫ミステリー文学賞に続いて、三つ連続で落ちてるからなあ。確かにこれは、楽しみながらじゃないとやってられないよなあ…。いろんなことを犠牲にして頑張ってやっても、受かるかわからないわけだし…。
とりあえず俺の作品を落とした下読みの奴を往復ビンタして説教したい。そして、お前はハイスミスとかラヴゼイとかディクスン・カーとかドゥルーズとかバタイユとかフーコーとか、ちゃんと読んだことあるんだろうな。読んだうえで、俺の作品を落としてるんだろうな、と問い詰めたい。
ついでに、映画もちゃんと観てるんだろうな。ジョンカーペンターとかクローネンバーグとかキアロスタミとかカラックスとか観たうえで、俺の作品を落としてるんだろうな、と小一時間は問い詰めたい。
プロの作家に読んでもらって落とされるならまだ分かるんですよ。新人賞の下読みしてる奴なんて、はっきり言って素人ですからね。本なんて碌に読んでないし、なんの想像力もない奴らですからね。たぶん小説を書いたことだって、一度もないような奴らですよ。
ただ、新人賞のルールに文句を言っていても仕方がない。どんなに不公平なルールでも、基本的にこちらからルールは変えられない。ルールの中で、勝ちあがる方法を見つけなければならない。それは受験でも恋愛でも就職活動でも一緒で、全ての戦いは不公平なルールのもとで行われる。
作家デビューするということは、「ある特殊なルールでの戦い」に勝つということ。つまり、節穴の下読みにも分かるような作品を書かなければいけない。それは分かっていたつもりだったんですけどね。まあ、また送りますけどね。懲りずに。
とりあえず作品を書くスピードを上げましょうか…。そしてミステリーに拘らずにいろんなジャンルに送りましょうか…。
あと今回の救いは、周りの人に読んでもらうようになったことですかね。一応褒めてもらったり笑ってもらったりというのがあったので…(酷評もたくさんされたが)。ただ、一次選考受かったぜ、って自慢したかった。「先生の傑作を批判してすみませんでした!」って詫びさせたかったのに…。
ショックで戸惑いの色を隠せませんでしたが、今日発表の将棋電王戦の新展開を知り驚きましたね。今回は、全棋士エントリー制のトーナメントをして、優勝者がコンピュータと戦うっていうことに。
将棋には七つタイトルがあるのですが、今まではタイトル保持者はいろいろなスポンサー絡みの事情でコンピュータと戦うことができなかったのですが、今回は糸谷哲郎竜王も参加するから、もしかしたらタイトル保持者とコンピュータの対局が見られるかもしれない。
いやあ、テニスとか格闘技とかサッカーとか、世間ではいろいろ盛り上がってるみたいですが、将棋界が一番熱いですね!パッキャオとメイウェザーの試合なんかより圧倒的に凄いことやってるんですけどね。
追記
当時一次選考に落とされたことに、めちゃくちゃ怒っていたようですね。今はもうあれから年月が経ち、冷静な仏のような心を持つことができましたよ。3年前の自分に突っ込むなら、落ちたのを人のせいにするのはよくありませんね。まずは自分の作品のどこが悪かったかを考えるべきじゃないのかしらん。将棋の感想戦と一緒で、負けたときの冷静な反省と対策こそが、次の戦いで生きてくるのだから。今は下読みの人にも恨みなんかまったくありませんよ。オホホホホホ。
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