ショーン・エーカーの名言「成功したら幸福になれるわけではない」【TED】




ハウツー好きの僕としては、いろいろ人生の法則を発見していっているのですが、その中でも周りの人を見ていてそうだなあと思うし、実際に自分でも何度も体験している不思議な法則として、

「自分のテンションが高かったりワクワク楽しみながら努力できていたりするときのほうが、いろんなことがうまくいって良い結果が出る」

というのがあります。

つまり、良い結果が出てから楽しくなるんじゃなくて、楽しんでるから良い結果が出るんですね。逆なんですよね。

不思議だなあ、と思っていたら、TED(いろんな著名人が講演している動画)で同じようなことを言っている人を発見して「そうそう、そういうことなのよ!」と納得しました。

ショーン・エイカー『幸福と成功の意外な関係』

ショーン・エイカーが発見したのは、一見周りから見て成功しているような環境にいる人が、必ずしも幸福とは限らない、ということなんですね。

良い学校に入ったり、良い会社に入って給料が高かったり、といった環境によっては、幸福度は10パーセントぐらいしか決まらないそうです。なぜならその環境で、多くの人は結局新たな不満が溜まってしまうからなんですね。

成功しても幸せになれるわけではないんです。

幸福かどうかは、その環境を自分がどう捉えるか、で決まるとショーン・エーカーは明言してます。そして、幸福を感じている人の方が、脳の働きが良くなって成功しやすいそうなんですね。

「一生懸命頑張れば成功する。成功すれば幸せになれる」

というこれまで世間で思われていた法則を、ショーン・エイカーは反転させているわけです。

「一生懸命楽しみながら幸せに頑張れば、成功は結果としてついてくる」

成功よりも、幸福になるのが先なのです。

どうやって幸せを感じればいいか

これは単なる「ポジティブシンキングでいればうまくいく」という話とは、ちょっと違うと思うんですよね。

目標に向けた努力を積み重ねる、という具体的な行動がなければ、いくらポジティブシンキングで毎日を送っていようがもちろん結果はでないのですが、その努力をしているときにテンションが高いほうがうまくいくことが多い、という話だと思います。

ただ、これを実行するのは結構難しくて、結果が出る前に何も実績がない状態で、毎日楽しく努力するっていうのは、将来の不安があったり周りの目が気になったり自分がやっていることが本当に正しいのか心配したりして、いろいろ大変だと思います。

そこを、成功したあとの楽しい未来を妄想したり、努力しているプロセスのなかに遊びの要素を加えたり、目標を細分化して達成感を味わったり、仲間と目標を共有したり、毎日努力できたことをレコーディングして自分を褒めたりとか、人それぞれ方法は違うと思いますが、成功する前から楽しんで努力する方法を徹底的に模索してみることが大事になってくると思います。

ショーン・エイカーはポジティブ度を上げるために、感謝の言葉を毎日3つ書くのを21日間続けることや、人に親切にすること、瞑想すること、運動することなどを奨励しています。

成功したい人がやるべきことは、まず、今日幸せを感じることなんですね。

 

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