小説を書き始めて、13年になります。
最近やっと長編小説をコンスタントに最後まで完成できるようになってきて、新人賞の一次選考に通過するようになってきました。(二次選考で落とされてますが…)
13年前の小説を書き始めたときの自分自身にアドバイスするとしたら何と言うかを考えて、書いてみます。
目次
毎日小説を書こう【毎日書く・一定時間机の前に座る習慣を作る・小説を書く準備】
毎日小説を書きましょう。
小説を書く、というのは具体的にいうと
「机の前に座っている」
ということです。
自宅の机でもいいし、カフェやファミレスでもいいのですが、毎日一定時間机の前に座るのを習慣にしてみてください。
時間は長ければ長いほどいいですが、仕事で忙しい人などは短くでも大丈夫です。
1時間でも、2時間でも、30分でもいいです。
そして、1時間机の前に座って、スラスラ書ける日もあるでしょう。
ただ、1時間机の前に座って、一行も書けなくても大丈夫です。
たとえ一行も書けなくても、次の日も机の前に座ってください。
これは【チャンドラー方式】と呼ばれる書き方で、多くのプロ作家(三島由紀夫さんや村上春樹さん)が採用しています。
小説を書くことを、日常の習慣にしてしまう方法ですね。
やる気があろうがなかろうが、毎日書く(書こうとする)ことが大切だと思います。
→初心者のための小説の書き方の役立つ本おすすめまとめ【作家・勉強】
→小説のアイデアの生まれ方~第1回~「実体験に嘘を混ぜる」はコチラ
書き始めた小説作品は最後まで書こう【思い通りにいかなくても最後まで書き切る・初心者にありがちなミス】
初心者にありがちなミスとして、途中まで書いて自分が納得できない作品になってきたら完成前に作品を破り捨ててしまうんですね。
パソコンで書いていたら、データ消去かデータ封印ですか。
それは、もったいないです。
というか、最初の作品がいきなり傑作になる確率はかなり低いので、自分の思い通りのクオリティに達していなくても、とにかく最後まで完成させることが大事です。
すると、次の作品(二作目)で、一作目の失敗を活かせます。
作品を最後まで書ける人は、本当に少ないです。
僕の周りにも、僕が書いた小説を読んで、
「これぐらいなら俺でも書ける」
と小説を書き出した人が何人もいましたが、みんな最後まで書けずに途中で諦めてました。
大変だと思いますが、がんばってみてください。
→ショートショートの書き方~第1回~「if系」の創作についてはコチラ
→乙一氏のミッドポイント理論での小説のプロットの作り方が凄い!【シナリオ】はコチラ
書き終わった作品は、賞に応募するか周りの人に読んでもらおう【インターネットサイトにアップでもOK】
杉作J太郎さんの名言で
「悩みとサッカーボールは、1人で抱えていてはいけない」
というものがあります。
僕はこの名言に一つ付け加えて、
「悩みとサッカーボールと書き上げた小説は、1人で抱えていてはいけない」
とアドバイスしたいと思います。
書いた小説を読んでもらうのは、とても恥ずかしいと思います。
僕は最初に自分の作品を大勢の人に読んでもらったときに…
酷評されまくりました。
サスペンスミステリーを書いたのに、「吉本新喜劇みたいだね」と言われました。
ただ、批判にもだんだん慣れます。笑
ときどき(『ガリガリ君』が当たるぐらいの確率で)、絶賛してくれる人も現れます。
その人のために、次の作品を書きたくなります。
書き上げた小説は、新人賞に応募するなり、周りの人に読んでもらうなり、サイトにアップするなり(『小説家になろう』など小説投稿サイトはたくさんあります)、人に読んでもらうようにしてみてください。
→小説家デビューする方法まとめ【新人賞・持込・小説家になろう・自費出版・有名】
初心者が小説を書くときに大切なことまとめ【難しい趣味だが楽しい】
2 書き出した作品は最後まで書く
3 書き終わった作品を周りの人に読んでもらう
初心者はショートショートから書いてみるのもおすすめ【小説作成の基礎が身につく・始め方・初めての小説の勉強】
いきなり長い作品を書くのは大変だと思いますが、ショートショートならば短い時間で完成させることができます!
初心者の方はまずはショートショートを書いてみるのもおすすめです!
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