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栞の恋の「あらすじ・キャスト(堀北真希・岸部一徳)原作は朱川湊人さん」
時代は1967年。テレビでは「ゴーゴー喫茶が人気」などのニュースが流れている。
加川邦子(堀北真希)は店でサイダーを売ったり、飲み物をバーに持っていたりする仕事をしていて、街を自転車で走り回っていた。
好きなアイドルはミュージックバンド・ダイガースの中で一番背の高いサリー。
実は邦子は、サリーに似ている人を街で見かけていて、その人にサリーとあだ名をつけ、いつか話したいと思っていた。
そんなときサリーが古本屋に入るのを邦子は目撃する。邦子も古本屋(古本屋の店長は岸部一徳)に入りサリーに話しかけようとするが、勇気がなく話せない。
サリーが帰ったあとに読んでいた本を見ると、立ち読みで途中まで読んだ目じるしに「Y.T」と書かれたしおりが挟まれていた。
同じ場所に邦子は「難しい本ですね。K.K」とメッセージを書いたしおりを入れる。
しおりの返事がサリーからきて、二人のしおりを使ったやり取りが始まったのだが…。
原作は、朱川湊人さんの『かたみ歌』に収録されている短編小説です。
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男女が出会う瞬間が好き
恋愛作品で僕がいつも注目しているのは、その男女がどうやって出会うかなんですね。
男女が出会う瞬間というのは、いつ見ても甘酸っぱい気持ちになり気分が良いです。
本当に偶然の出会いのときもあるし、男性が必死に女性の気を惹くために、あとをつけて偶然の振りをして話しかけたりするシーンを見ると、胸がじんわりと温かくなります。
今回の「栞の恋」では、堀北真希が古本屋で勇気を出して話しかけるかと思いきや、途中でビビって話しかけられず、
と観ていた人の多くは突っ込んだでしょう。
ただそこで、古本に挟んだしおりを使ったやり取りが始まるんですね。
最高の出会い方じゃないですか!「耳をすませば」の図書館の貸し出しシートの名前を見て出会いが始まるシーンを彷彿させますね。
物語の時代設定を過去にする意味
よく、映画や小説で、戦後とか江戸時代とか、過去の時代を描く作品がありますね。
僕は自分では過去の話は書かないんですが、そういう作品が好きな人も多いですよね(大河ドラマが好きな人とか)
それはやはり、現代では成立しない物語を描くことができるからだと思います。
脚本家の三谷幸喜さんが何かのインタビューで、現代劇だと臭いセリフを書くのが恥ずかしいが、昔の時代の設定ならば臭いセリフも書ける、と言っていたのが印象的でしたね。
今回の「栞の恋」は1967年という設定なんですが、そうしなければらならない理由があるんですね。
というのも、古本屋でしおりを使って男女が伝言をやり取りする、という話なので、現代の設定でもギリギリできないことはないんですが、
「だったら携帯の番号か、LINEのIDをしおりに書いておけばいいじゃん。それで一発じゃん。ちゃんちゃん。はい、二人は出会えました~」
で終わってしまいますからね。
携帯もインターネットもあって、フェイスブックもインスタグラムもツイッターもあって、一日中誰かと繋がれる現代は、ロマンチックが消えてしまってきています。
そういう意味で、現代の設定では、もどかしいセンチメンタルな恋愛を描きづらいんですね。
ただもちろん、現代には現代の恋愛の形があります。
近いうちに僕は、それをきちんと小説に仕上げたいと思っています。
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