(この文章は2008年9月26日に書いたものです)
中谷彰宏氏のトークショーのイベントが本日行われていたので、参加してきました。仕事後だったので開始時間から遅れて参加したため、半分ぐらいしか聞けなかったのですが、それでもかなり楽しめました。
中谷氏は『面接の達人』を初めとして800冊以上の著書があり、まさに売れっ子作家です。僕も中谷氏の著作は何十冊か読んでいます。かなり内容が軽いので、1冊30分ぐらいで読めます。元気がないときや、岐路に立って迷っているときに、ついつい読んでしまいます。僕にとって、中谷氏は、『ウコンの力』のような存在なのです。
僕が一番好きな作品は、『大学時代しなければならない50のこと』という本です。この作品には、中谷氏の学生時代のエピソードが書かれています。中谷氏は学生時代を映画を観ることに費やしました。一日3本観るというノルマを決めて、四年間で4000本以上の映画を観たそうです。
このように、中谷氏は「量をとにかく積み重ねること」を、奨励しています。「量」を積み重ねると、それがいつの日にか「質」に転化します。
たとえば、「女性にモテるようになるにはどうすればいいですか?」という質問に対して、
「百人の女性に声をかけなさい。初めはフラれるけど、だんだんうまくいくようになるから」
と中谷氏は答えます。とにかく徹底的に量をこなすこと。このシンプルな考え方と、それをきちんと実行する行動力に、僕は感動してしまいます。
生で中谷氏を見た感想は、写真で見るよりカッコよくて、話し方が巧みで、自信たっぷりで、ユーモアがあって、元気が良くて、そして何より、めっちゃ関西弁でした。会場は結構笑いが溢れていましたし、質問もばんばん出てきて、和やかな雰囲気でした。
中谷氏のイベントの興奮も冷めやらぬまま、帰りにスーパーに立ち寄り、ちょうどレジで会計をしているときに、おばさんがツカツカと歩いてきて、「ねえ、ちょっと」と店員さんに話しかけました。
「よっしゃ!クレームだ!なんか面白いことが起こりそうだぞ」
と内心僕はわくわくしていました。
すると、そのおばさんが店員さんにレシートを見せて
「このレシート、『ねぎ』が『セロリ』になってるんだけど」
と困ったように言ったので、僕は思わず笑ってしまいました。そして、僕につられて店員さんも笑いそうになっていました。
以前も、電車に乗っているときに、僕の前に座っている女子高生が
「レジのバイト始めたんだけど、コロッケとメンチカツがどうしても見分けられないのー」
と言っているのを聞いて吹き出してしまったことがあります。こういう話を聞くと、レジの仕事はいろいろ大変そうだなあと、しみじみと思います。
『レジを打つときに間違えやすい50のもの』というタイトルの本を出せばきっと売れるのではないかと、ふと思いました。
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