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オスカー・ワイルドの恋愛の名言「恋に落ちると人は必ず…。男は疲れたから結婚する。女は…」




先日、大好きな小説『ドリアン・グレイの肖像』(オスカー・ワイルド著)を再読しました。

この本は、名言出現率がすごいんですよね。笑

ページをめくるたびに名言が出てくるので、ハっと気付かされるようなアフォリズムが好きな人には、オスカーワイルドの本はオススメですね。

ただ哲学が凄すぎて、読んでいて頭がクラクラしてくるんですよね。

ヘンリー卿っていう、ぶっ飛んだキャラが、多くの辛辣で皮肉な名言を吐くんですが、リップサービス的な面もあって、友人の画家には「君だって本気でそう思っているわけじゃないのだろう」と何度もたしなめられます。

なので、オスカーワイルドの名言は、話半分で眉に唾をつけながら、味わうのがいいでしょう。

 

『ドリアン・グレイの肖像』(オスカー・ワイルド著)のあらすじ




あまりにも美しい青年を描いた、「ドリアン・グレイの肖像」を、ヘンリー卿の友人の画家は発表したがらない。

ヘンリー卿はそれをいぶかしみ、モデルとなったドリアン・グレイと出会うことになる。

博識で快楽主義のヘンリー卿から影響を受け、ドリアンは感銘を受けながらも混乱していく。

完成された肖像画は完璧だったが、ドリアンは自分の肖像画を見ながら悲しんでいた。

自分の若さや美は、時が経つにつれて失われてしまうと、気づいてしまったからだ。

「いつまでも若さを失わないのが僕のほうで、この絵が老いていけばいいのに! そうできるなら、そのためなら僕は何だって差し出すよ。そうさ、この世の何だって差し出す! 魂だって差し出すよ!」

その願いは現実となる。

彼は歳を取らず、その代わりに彼の絵がどんどん歳をとっていき…。

 



『ドリアン・グレイの肖像』のオスカーワイルドの名言「若さを取り戻すには…」「誘惑を退けるには…」

恋に落ちると人は必ず、自分を欺くことから始める。そしてだいたい相手を欺くことで終るんだ。

しかし美は、本当の美というのは知的な表情が浮かんだ瞬間に終わるのだ。知性というのは、それ自体が誇張の手段だから、どんな顔の調和も壊してしまう。

若さを取り戻すには、愚かな過ちを繰り返すだけでいいのです。

秘密をもつことだけが、現代の生活を謎めかせ、驚異的なものにしてくれる気がする。どんなにありふれたことも、それを隠してさえいれば、すばらしい喜びになる。今では街を離れるとき、知り合いの誰にも行先を知らせないことにしている。

この世に人々のうわさになるより悪いことがあるとしたら、それは誰にもうわさされないことしかないからね。

双方が偽りの生活を送ることが不可欠であるというのが、結婚の唯一の魅力だ。僕は妻がどこにいるのか知らないし、向こうはこちらが何をしているのかを知らない。

自然体でいるのも一つのポーズだ。しかも知る限りではもっとも苛立たしいポーズだね。

何かを信じるということにかけては、僕はどんなものでも信じられるよ。それが信じたいことでありさえすればね。

良心と臆病は本当は同じものさ、バジル。良心の方を看板にしているだけだ。

あの女性はどこをとっても孔雀そのものだ。美しさ以外はね。

笑いで友情が始まるのは、なかなか悪くないね。そして笑いで友情が終わるのはもっといい。

僕は人々を大いに区別しているよ。友人には見かけのよい者を選ぶ。そして知己には性格のよい者を、敵には優れた知性を持つ者を選ぶね。敵を選ぶときにはどんなに注意しても足りないぐらいだ。

しかしどうしても身内は好きになれないんだ。人間はみな自分と同じ欠点を持つ者に耐えられないものだからじゃないかな。

主義など全く持っていない人間が、この世の何よりも好きだ。

しかし議論はしたくない。議論は知性を失った者だけがすることだ。

すべてを知っている博識家――それが現代では理想とされている。しかしすべてを知っている博識家の頭の中ほど救いようのないものはい。

忠実な者は愛のつまらない面しか知らない。愛の悲劇を知っているのは不実な者だけだ。

いい影響などというものは存在しないんですよ、グレイさん。影響といのはつねに不道徳なものなのです。科学的見地から言って不道徳なんだ。

人に影響を与えるというのは、その相手に自分の魂を与えることだからですよ。相手は自分本来の考えをなくし、本来の情熱で燃え上がらなくなる。

人生の目的とは自己の開発にある。自分の本質を完全に理解する、そのために我々はここにいるのだ。最近では人々は自分をおそれている。

誘惑を退けるには、それに身を任せるしかない。抵抗すれば、魂は自らが禁じている者への渇望に、魂の醜悪な掟が醜悪で背徳的だと決めつけたものへの渇望に、病的にとらわれる。

魂を癒せるのは感覚だけだ。感覚は魂でしか癒せないのと同じように。

そして美は才能の一つの形なのだ。実際は才能よりも尊いものだ。なぜなら美は何の説明も必要としない。

僕にとって、美は驚異中の驚異だ。ものごとを外見で判断しないのは底の浅い人間だけだよ。世界の本当の神秘は目に見えないものではない。目に見えるものなのだ……。

若さ! 若さ! 若さをのぞいたらこの世に何が残るというのだ!

気まぐれと生涯続く情熱との違いは、気まぐれのほうが少し長持ちするということだけだ。

「まあ座って、すっかり話してくれ。最近の若い者ときたら、金がすべてだと考えておる」
「そうですね」ヘンリー卿はそう言いながらボタンホールに挿した花を直した。「そして歳を取ってから、それが本当だったと知るのです」

新しい友人ができたときにはすべてを知りたいと思っているんです。古い友達については何も知りたくないけれど。

博愛主義の持ち主というのは、思いやりというものを完全に失っていますからね。それが何よりの特徴です。

「不幸以外のものなら、僕は何にでも共感できるですがね」ヘンリー卿は肩をすくめた。「不幸だけには共感できない。あまりに醜く、おそろしくて、気が滅入る。現代人が抱く苦痛への共感はどこかひどく病的だ」

そしてもう手遅れになってから、決して後悔しないものは、自分の過ちだけだと初めて気づくのです。

彼の言葉は華麗で、奇抜で、そして無責任だった。

最近はみな、ものの値段は何でも知っているが、価値については何も知らない。

男は疲れたから結婚する。女は好奇心から結婚する。そして両方ともがっかりするんだ。

あなたはいつか、哀れみで心を動かされることはないけど、美しいもの、単に美しいだけのものを見ると、目に涙が浮かんでくると言ったよね。

人というものは、自分にこそ必要なものを人に与えるのが大好きだ。それを僕は寛大さの極みと呼んでいる。

しかし通常、科学が取り上げるテーマは些末で、なんの重要性もないように感じられた。だから自分を生きたまま分析し始め、ついには他者を生きたまま分析するようになった。人間の生活、それこそが唯一研究する価値があると思えたのだ。

経験に道徳的な価値はない。それは人が自らの過ちにつける名前だ。

結婚の本当のデメリットは人を利己的でなくすることだ。利己的でない人間はつまらない。個性を欠いているんだよ。

教養のある男で、快楽を後悔する者はいない。そして教養のない男は快楽とは何かを知らない。

どんな女といても男は幸せになれる。その女を愛していない限り。

若さを保つ秘訣は、見苦しい感情を一切持たないことだよ。

 

~『ドリアン・グレイの肖像』(オスカー・ワイルド著)より引用~

 

 

オスカー・ワイルドの名言の感想・『大切なものは目に見えない』サン=テグジュペリの『星の王子様』の名言の逆


オスカー・ワイルドの極端な意見は好きですね。

目に見えるものにこそ真実がある、という考え方は、「大切なものは目に見えない」っていうサン=テグジュペリの「星の王子様」の名言の逆なのが面白いです!

どちらを信じるかは人それぞれですが、僕はオスカー・ワイルドの思想に賭けます!

 





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