「世にも奇妙な物語」の中から、泣ける感動系のおすすめ作品をランキング形式で紹介していきたいと思います!
ノミネート作品は全部観ましたが、『世にも奇妙な物語』の中にはまだまだ観ていない作品も多いので、おすすめがあれば教えていただけると嬉しいです!
目次
8位 『栞の恋』【世にも奇妙な物語・感動・恋愛】
時代は1967年。加川邦子(堀北真希)は店でサイダーを売ったり飲み物を売るために街を自転車で走り回っていた。
邦子が好きになった男性が、古本屋に入って行くのを見かける。男性が帰ったあとに読んでいた本を見ると、立ち読みで途中まで読んだ目じるしに「Y.T」と書かれたしおりが挟まれていた。
同じ場所に邦子は「難しい本ですね。K.K」とメッセージを書いたしおりを入れる。
しおりの返事がきて、二人のしおりを使ったやり取りが始まったのだが…。
恋愛作品で僕がいつも注目しているのは、その男女がどうやって出会うかなんですね。
男女が出会う瞬間というのは、いつ見ても甘酸っぱい気持ちになり気分が良いです。
『栞の恋』の出会いのシーンも、良かったです。
7位 『親切成金』【世にも奇妙な物語・いい話】
青年(萩原聖人)は困った人を見ると、ほっておけない性格だった。
高級レストランに入って行く階段を登っている女性(伊藤裕子)がハンカチを落とし、青年はそのハンカチを拾う。
青年は女性に一目ぼれをしてしまう。
その後、なぜか親切をするたびに金が入ってくるようになった!
純粋な心を持っていた青年は、高級レストランで見た素敵な女性を振り向かせるために金のために親切をし始め、どんどん大金を手に入れていくのですが……。
僕は世にも奇妙な物語を観ていて、
「やられた! 自分がこういう作品を書きたかったのに! 自分もこれに近いアイデアを考えてたけど、ここまで面白い物語は思いつかなかった!」
って地団駄を踏んで悔しがったことが今まで2回あって、一つは「夜汽車の男」で、一つが今回の「親切成金」なんですよね。
「親切」というテーマに真剣に向き合ったこの作品「親切成金」が、面白くないわけがないんですよ。
→世にも奇妙な物語『夜汽車の男が面白い』【名作・傑作・コメディ】はコチラ
6位 『回想電車』
サラリーマンの興水(小日向文世)は、リストラを言い渡されます。
さらに帰り道、不良に絡まれお金を取られてしまいます。
そんな最悪の状態で帰りの電車に乗ると、懐かしい人々が次々と乗ってきます。
別れた恋人の牧子(宮崎美子)、仕事を辞めていったかつての同僚(金田明夫)……。
主人公は自分の人生を振り返っていきます。
人生を回想することは、なぜこうも人の心を打つのでしょうか。
おそらく仕事が忙しかった主人公にとって、普段は過去を思い返す時間なんてなかったのでしょう。
そして主人公が思い出すのは、いつも「人」です。
5位 『相席の恋人』
25歳の社会人の山田スズ(倉敷カナ)は高校時代から付き合っているヨシキ(佐野和真)と同棲しています。
スズは結婚願望があるのですが、ヨシキとの関係には温度差があります。
スズは会社帰りに古風な喫茶店で一人で読書をするのが日課でした。
ある日、老人の男性(宇津井健)が相席を頼んできます。そしてスズに「僕は君の恋人なんだよ」と名乗ります。
老人は、スズのことをいろいろ知っていて……。
『相席の恋人』は、僕が『if系(もし~だったら)』と呼んでいるジャンルですね。
今回の話で言えば、「相席で出会った男がなぜか二人の未来の話を知っている」という設定がifですよね。(まあ、世にも奇妙な物語はそもそもif系の話が多いのですが)
恋愛物とif系は相性がいい、ということを今回再認識しました。
4位 『過去からの日記』
35歳の売れない小説家の山岡貴志(西島俊之)は、3年前にデビュー作を書いたが、それ以来面白いアイデアが浮かばず一冊も本を出していない。
古本屋で買った本に混じっていた日記帳に「今日は何もいいことがなかった」と、今日の日付のページに文章が書かれていたので、思わず「俺も、同じ」と書き込む。
すると日記帳に
「俺って誰ですか? 人の日記にイタズラしないでください」
と文字が浮かび上がってくる。
返事を書いたのは、病気で入院中の17歳の高校生の北島ゆりえ(蒼井優)だった。
時間と空間を超えた日記のやり取りが始まるのだった……。
難病ものの泣ける作品という事で、ついつい食わず嫌いをしていたのですが、観てみたら感動的でした!
「過去からの日記」の設定で感心したのは、男女の年齢を35歳と17歳と、一回り以上離していたところですね。
3位 『思い出を売る男』
借金取りに追われている男(小堺一機)は、周りの物を売って資金を調達していたが、ついに売る物がなくなってしまった。
「あなたの思い出高価にて購入」
というチラシを拾う。
初恋の思い出、甲子園に出場した思い出、彼はどんどん大切な記憶を売って借金を返してくのだが……。
観終わったあとに、自分だったら大切な思い出をいくらで売るだろう、と考えてしまいました。
僕は日記を毎日書いているのですが、人生で起こった良いことも悪いことも忘れたらもったいない、と思っているからかもしれません。
2位 『2040年のメリークリスマス』
主人公の青年(萩原聖人)は、デパートで夜警のアルバイトをしている。
彼には漫画家になりたいという夢があったが、うまくいかずに悩んでいた。
デパートの受付の女性(木村佳乃)に話しかけたいと思いながらも、金もなく未来もない自分には恋なんてできるわけがないと諦めている。
ある日警備中に深夜のデパートの公衆電話が鳴り、取ると「おじいちゃん?」と女の子の声が。
その女の子は、私はあなたの孫で、2040年からアクセスしていているんだと言い張るのだった……。
主人公(何らかの不幸) × 未来もしくは過去の人からのコンタクト = 感動
という方程式があるのではないかと思うほど、「世にも奇妙な物語」には時間軸を越えた話が多いのですが、今回も傑作です!
未来や過去からの伏線が現在で一気に回収されていくのが気持ちがよく、ラストが本当に素晴らしかったです
1位 『夢を買う男』【世にも奇妙な物語・泣ける・名作】
「この店は、本当に夢を売ってくれるんですか?」
裸電球の薄暗い階段を下りた店で、夢を買おうとする男(柳葉敏郎)。
ただし、好きな夢を見る代償として、薬により神経組織を激しく緊張させることになるので、寿命が十年縮んでしまう。
その後、彼の日常らしき光景が描かれる。
アパートに妻(石野真子)と赤ちゃんと3人で暮らしている。
赤ちゃんが夜泣きをして起こされ、妻には「あなたの給料は残業してきてまともになるから、残業してくれ」と愚痴を言われ、会社では上司に怒鳴られる生活…。
「あなたには夢ってものがないの?」
と妻は彼に問いかける。
彼はいったい、どんな夢を買うのか……。
「物語」には、人の心や考え方を変えてしまう力があると僕は思っています。
『夢を買う男』は観た人にあるメッセージを投げかけてくるのですが、それを説教臭くなく伝えることができるのが、物語の力なのだと感じました。
世にも奇妙な物語【ホラー・怖い系】ランキング・おすすめまとめ・23分間の奇跡・おばあちゃん
→『世にも奇妙な物語』怖いランキングをまとめたよ~ん【ホラー・最恐・トラウマ】はコチラ
→世にも奇妙な物語『23分間の奇跡』が怖い【名作・傑作・ホラー】はコチラ
→世にも奇妙な物語『缶けり』が怖い【名作・傑作・ホラー・人気・感想】はコチラ
→世にも奇妙な物語『おばあちゃん』が怖い【名作・傑作・ホラー】はコチラ
→世にも奇妙な物語『ミッドナイトDJ』が怖い【感想・名作・傑作・ホラー】はコチラ
→世にも奇妙な物語の記念すべき第1話『恐怖の手触り』の感想【ホラー・動画観る方法】はコチラ
世にも奇妙な物語【コメディ・笑い系】おすすめまとめ・AIRドクター・最高傑作
→世にも奇妙な物語名作ランキングまとめ【コメディ・お笑い・最高傑作】はコチラ
→世にも奇妙な物語『BLACK ROOM』が面白い【名作・傑作・コメディ】
→世にも奇妙な物語『AIRドクターが面白い』【名作・傑作・コメディ】はコチラ
→世にも奇妙な物語『非常識宴会』が面白い!【神回・考察・コメディ・ラスト・オチ】はコチラ
→世にも奇妙な物語『ファナモ』が面白い【名作・傑作・コメディ】はコチラ
→世にも奇妙な物語『ネチラタ事件』が面白い【名作・傑作・コメディ】はコチラ
→世にも奇妙な物語『日の出通り商店街いきいきデー』が面白い【名作・傑作・コメディ】はコチラ