コメディ小説を書くのは個人的に難易度が高いと思っているのですが、だからこそ挑戦する価値はあると思います!
目次
キャラクターで笑いを取る・小説で笑わせる・面白い登場人物・奥田英朗
この登場人物が言うことやること全部笑える、という変わったキャラを作ってしまえば無敵です!
奥田英朗さんの『イン・ザ・プール』『空中ブランコ』には、ドクター伊良部という変わった精神科医が登場します。
カバのように大きい体の男、患者の話を聞かない、子供っぽくてわがまま、テンション高い……
伊良部のキャラが生まれた時点で、この小説は笑いを取るのに成功したも同然なのです!
ミステリー×コメディ・ミステリー要素を組み合わせる・小説だからできる笑い・藤崎翔
どうなるんだろう……、とドキドキさせておいて、「いやそうなるんか~い!」が笑いのメカニズムの基本です。
ミステリーも構造が似てますよね。
事件が起きてドキドキさせて、最後に解決する流れです。
だとしたら、「ミステリー」と「笑い」は組み合わせとして相性が良いのではないでしょうか。
元お笑い芸人の藤崎翔さんが書いた『神様の裏の顔』は、ミステリーと笑いが上手く組み合わさった作品です。
聖人と呼ばれるような人のお葬式で、次々と故人の裏の顔が明らかになっていって二転三転して……。
物語の構造としての笑い、小説だからできる笑いを堪能できます!
SF×コメディ『バック・トゥ・ザ・フューチャー』タイムトラベル・伏線回収
久々に観たんですけど、タイムトラベルのSF映画としてはもちろんなんですが、コメディ映画としても大傑作だなと思いました。
たとえば、主人公の両親が出会ったきっかけがなんだったのかが過去に戻ることで明らかになるのですが、出会いの理由がギャグになってるんですね。
伏線回収とコメディを組み合わせるのは、観ていて気持ちがいいですし相乗効果があると感じました。
SF的な設定でコメディを書くのは、まだまだいろんな可能性があると思います!
恋愛とコメディを組み合わせる・ラブコメディ・恋愛小説の書き方のポイント・コツ
『メリーに首ったけ』『愛しのローズマリー』『2番目のキス』など、恋愛とギャグの組み合わせは需要も多いですし、書くのもとっかかりやすいと思います。
ただラブコメディは先行作品が多いので、差別化をどうするのかがポイントになってきます!
特徴的な文体・文章でユーモラスに・勢いがつく・笑えるギャグ小説・町田康・森見登美彦
特徴的な文体のコメディ小説と言えば、町田康さんの『くっすん大黒』や森見登美彦さんの『太陽の塔』が挙げられます。
夏目漱石の『吾輩は猫である』もそうだと思います。
この作品は、かわいい猫が偉そうに喋っている文体だから面白いわけで、どういう文体で書くかはとても大切になってきます。
コメディ・ギャグ小説のおすすめ作品をまとめました・1番面白い作家は筒井康隆と村上龍
村上龍『69 Sixty Nine』『走れタカハシ』『昭和歌謡大全集』
(村上龍は『コインロッカーベイビーズ』みたいなシリアス系よりも、ギャグ系の作品のほうが好きです。)
筒井康隆 短編全般笑えます。どの作品でもいいですが、例えば『宇宙衞生博覽會』
藤崎翔 『神様の裏の顔』
森見登美彦『太陽の塔』
夏目漱石『吾輩は猫である』
谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』
ニコルソン・ベイカー『中二階』(たった数分間のできごととくだらない妄想だけで、長編小説を書きあげてしまった海外の傑作です!世にも奇妙な物語の『夜汽車の男』とかが好きな人におすすめ)
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