新人賞の投稿規定で、原稿用紙換算枚数で何枚以上何枚以内として、応募している賞が多いんですよね。
たとえば「野生時代フロンティア文学賞」は
・400字詰め原稿用紙換算200枚から400枚の長編作品。手書き原稿不可。
・A4判に縦書き40字×40行。
となっています。
つまり、枚数は原稿用紙でカウントしてください。ただし実際に書くのは手書きで原稿用紙に書いては駄目で、40字×40行でパソコンで書いてください。
って、なんでこんなにややこしいことになんねん!!!
って話ですよね。
40字×40行で作品を提出させるなら、その枚数を書けばいいこと(40字×40行を100枚とか)にすれば話は早いと思うのですが…。
僕は日本の出版界の新人賞システムにはいろいろ不満があるのですが、たとえば、こういうとこですよね。わざと応募者にストレスを与えているとしか思えないような、複雑な決まりがたくさんあるんですよね。
僕が将来ベストセラー作家になって、印税でイビサ島に別荘を買うようになって出版社の人たちに意見ができるようになったら、新人賞の未熟で不合理で矛盾だらけのシステムを変えたいと思っています。
それまでは皆さま、我慢して今のルールに従いましょう。(基本的にどんなに不合理なルールでも、こちらからルールを変えることはできないので)
さて、いつまでも文句を言っていては仕方がないので、僕の対処法を書きますと、
その1:300文字を原稿用紙1枚とカウントする。【原稿用紙・テキスト】
というシンプルな作戦でやってます。
今まで自分が書いた作品だと、平均すると大体このぐらいになるんですね。
よって、原稿用紙換算枚数、200枚以上400枚以内ならば、
6万文字以上、12万文字以内。
ならばOKとします。
ただし、これはあくまでも目安であって、たとえば会話が多い小説だと、原稿用紙1枚が必ずしも300文字にならないですよね。それでもう一つの確認方法として、
その2:書き上げた作品を20文字×20行(原稿用紙と同じ形式)で表示してみて、何枚になるか確認する【原稿用紙・枚数・文字数・数え方】
この方法も、章ごとの区切りなどが実際に提出するものと変わってしまうので、正確な枚数が分かるわけではないのですが、大体の枚数がわかりますよね。
この1と2の確認を両方やって、両方ともクリアするようにしてます。つまり、
「文字数が6万文字以上12万文字以内で、かつ、20文字×20行で表示したら200枚以上400枚以内になった」
ら合格としています。この二重チェックをしてさらに少し余裕を持たせて、
「7万文字で、原稿用紙換算枚数230枚」
ぐらいで応募するイメージですね。
(ちなみに、去年「野生時代フロンティア文学賞」の一次選考を通過した作品は、62000文字で、20文字×20行の表示にすると210枚でした。原稿用紙換算枚数ギリギリだったんですが、これ以上書けなかったのでこのまま応募しました。今年はもう少し余裕を持たせて応募したいです)
僕の場合は、文字数が多すぎてオーバーするってことはないので(原稿用紙400枚も書けないので)、ある程度この方法で調整できますね。
枚数ギリギリまで書きたい人は分量を超えていないかとか、結構神経を使いますよね。
実際に作品を書くこと以外のこの手の無駄なストレスをなるべく減らしていきたいので、今回紹介した方法がこれから応募する方の少しでもお役に立てれば幸いです。
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