横山秀夫氏の「作品に緊張感を持たせる方法」【小説の書き方・プロット】




横山秀夫さんの小説の書き方を紹介していきたいと思います!

 

横山秀夫氏の「作品に緊張感を持たせる方法・小説の導入で緊張感を高める始め方」



一つは、物語の冒頭から間もない時点で、主人公の心を鷲掴みにする出来事を起こすことです。

具体的には、その主人公にとって、最も起きてほしくない出来事を起こす――という手法を多く用いています。

誰にでも、「間違っても、こんなことだけは自分の身に起こってくれるな」と内心思っていることがあるはずです。

考えるのもおぞましいので、日頃はあまり考えずにいる。そうした潜在的な恐怖心を炙り出す出来事を起こし、主人公に強烈な負荷をかけて一気に物語の緊張感を高めるわけです」

(省略)

「では起こってほしくない出来事とはどんなものかと言えば、決して「大事件」である必要はありません。

あくまで主人公にとって「大事件」であればいいわけです。

~『ミステリーの書き方』日本推理作家協会編著より引用~

 



横山秀夫氏のプロットの作り方の感想

僕の仮説なんですけど、小説(特に長編小説)では、物語の冒頭で主人公が何らかの不幸を抱えていることが多い、というのがあるんですね。

例えばですけど、僕が過去に書いた恋愛小説でいえば、

 

「25歳の男の主人公が、一度も女性と付き合ったことない」

 

という不幸を抱えていて、それを解決するために物語がスタートします。

 

このように、主人公の属性として不幸を抱えているパターンがひとつあって、もう一つが今回の横山秀夫さんの書き方みたいに、

主人公が物語の冒頭で、事件を起こしてしまうと。

例えば、裁判官の主人公が、判決中にいねむりしてしまって世間からバッシングにあう、みたいなですね。

 

冒頭で、主人公が「不幸」な状態か、もしくは、「事件」に巻き込まれることにより、物語が膨らんでいきます。

 

逆は駄目ってことですよね。

 

主人公が幸福で、かつ、冒頭に事件もとくに起こらないと、退屈な物語になってしまう可能性が高いと。

 

小説をたくさん書いている人は無意識にこういう設定を作ってることが多いと思うんですが、僕はひとつひとつこういうことを分析して、プロットを考えるようにしています。

横山秀夫さんのおすすめ作品と、影響を受けて小説を書いた話

横山秀夫さんの作品のなかで僕の好きなのは、短編小説か、物語が繋がっている連作短編ですね。

『第三の時効』『動機』『影の季節』は、どれも緊張感があって面白かったです。

長編でいえば『半落ち』はやっぱり面白いですね。

今思えば僕がまだ学生の時に書いた、たった5枚のミステリー小説は、横山秀夫さんの『動機』を真似して書いたんですよね。

『動機』を読んで興奮して夜寝れなくて、ベッドの中で自分も同じような小説を書きたいと思ってプロットとか話の運び方とかを真似して一晩で書いたのでした。

ただ文章力もアイデアも圧倒的に劣っていたので、その作品を友達に見せたら「ずっこけ三人組みたいだね」と感想を言われたのを覚えています。

今では横山秀夫さんの作品を真似して小説を書くことはなくなりました。

横山さんの作品は、重厚でシリアスで緻密な感じで、僕にはこういう文章が書けないということが分かってしまったので…。




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