恩田陸氏の小説のアイデアのまとめ方




恩田陸氏のインタビューの記事を最近読んで、感銘を受けました。

恩田陸といえば、様々なジャンルの小説を量産して本屋大賞も直木賞も受賞したベストセラー作家です。

以下印象に残った箇所を引用します。

『蜜蜂と遠雷』のあとも、2017年2月にファンタジー長編『失われた地図』(KADOKAWA)、短編集『終りなき夜に生れつく』(文藝春秋)、3月には近未来SF『錆びた太陽』(朝日新聞出版)と新作の発刊が続いている。

執筆依頼が殺到する日々だが、デビュー当時は小説のタイトルと簡単なプロットを綴ったリストをもとに出版社に「営業」することも。

当時のリストにあったものはほとんどが具現化し、読者のもとに届けられた。現在構想中の物語は、新潮文庫の『マイブック』(1日1ページ1年分の無罫日記帳)にそのタイトルがいくつもストックされている。次回作は、バレエダンサーを主人公にした小説だ。

(「私は読者のなれの果て」—— 作家・恩田陸を支える感覚より引用)



恩田陸さんの小説のアイデアのまとめ方の感想【創作・構想・ネタ帳・書き方・小説家アイデアノート】

マイブックに長編のタイトルをストックしてく!なるほど、その手があったか、と膝を打ちました。

マイブックを知らない人のために説明しておくと、文庫本に一ページごとに日付だけが書いてあって、あとは真っ白な本ですね。



一時期、日記用に使っていたこともあったのですが、最近買っていませんでした。

以前僕は複数の長編のアイデアをエクセルにまとめようとして面倒になって挫折したことがあり、今では発想が浮かぶたびにノートに書いたりワードに書いたりバラバラになっていたのです。

マイブックに一つの企画を一ページで書いて、まとめていったら面白そうだなと思い、早速買ってきました。

で、マイブックに今まで考えた何十もの小説のアイデアをまとめっていったのですが、その作業が楽し過ぎました。

やはり僕は、小説のアイデアや企画を考えているのが一番好きかもしれません。

小説を実際に書き出すと、地獄が始まります。

今も長編を書いているので地獄の窯の中にいますが、なんとか頑張っていきたいと思います。

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