プロゲーマー梅原大吾さんの、慶応丸の内キャンパスで行われた講演会で語られたことによると、成長さえ実感することができれば、人間は飽きないで前向きに努力して、成果は出ると。
そして成長を実感するために必要なことの1つ目が「発見や成長をメモする」ことですね。
そして2つ目が、今回紹介する「変化を取り入れる」ことです。
梅原さんの発言を引用していきます。
目次
梅原大吾氏の名言「成長を実感しやすくするために、意識的に変化をする」
成長を実感しやすくするために、意識的に変化をするということを、さらに加えました。
じゃあ仮に勝率95%だとしましょう。自分が。
めちゃめちゃ強いですね。どこでやってるかにもよりますけど、もし日本の一番流行っている、例えば新宿とかで95%あったら、それはもう世界一強いですね。間違いなく。
だけど、もしその95%の勝率のある人が、毎日毎日なんの成長も感じれなかったら、どうなるかというと、やっぱり飽きてきて…。
実力ってのは相対的なものですから、どんなに強くても、飽きて、上達がなくなれば、周りの人に追いつかれて追い越されちゃうんですよ。
だから95%という、ほぼもう理想的な勝率であったとしても、追いつかれて追い抜かされることを考えると、自分から変化をしていかなきゃいけない。
うまくいってるのに、変えなくちゃいけないんですよ。
普通うまくいってたら変えないじゃないですか。うまくいってんだから、これでいいじゃねえかって。
でもそれだと競争が激しくなってくると、勝ち残れないんですね。
これはたぶん周りは誰も気づいてないけど、そのうち対応されちゃうぞ。もしくは真似されちゃうぞ。
そうすると、勝率95%が、90%になるぞ、85%になるぞ。
そういうことを予想して、事前にいろんなことを調べとくんですね。
それで勝率が80%ぐらいになっても、それはそれでいいんですよ。
80%に落ちることによって、将来的な高い勝率っていうのを、なんていうか、投資してるんですよ。
80%に下げて、将来的な95%を、何かあった時のために準備しとくと。
ではどのぐらい変化させればいいのか
じゃあ自分の中で10あるけど、9は今まで通りやってみよう。
あとの1は、ちょっと自由にやってみようかな。
少し悪い結果が起きるかもしれないけど、この1を変えても、そんなに大きな影響はないから、この1をちょっと変えてみることで発見はないかな。
で、やっぱり発見あるんですよ。1変えてみると。
あれ、なんか、今まで知らなかったこと知れたぞ。気が付かなかったこと気付いたぞ。
これは僕の中では成長ですから。知らないことを知るってのは。
そうやって一割の部分を変化させていろいろ楽しんでいるうちに、ある日気付くんですよ。
あれこれ、2まで変えてよくね?
1だけって思ってたけど、2変えれるぞ。
場合によっては3変えてもいいぞ。
10全部正しいと思い込んでだけど、とんでもない、蓋を開けてみりゃ、3割まで変えていいんじゃないか。
こういうことって結構あると思います。
そうやって、こう徐々に変化の幅を増やしていって、知っていること、できること、そういうものを増やしていくのが、勝ち続けるために必要なことなのかなと、思います。
~梅原大吾氏慶応丸の内キャンパス講演会の48分50秒~53分35秒ぐらいまで引用~
梅原大吾さんと同じことを言っている方は誰か【凄さ】
「勝ち続けるためには自分から変化していかなければならない」という梅原大吾さんとまったく同じことを言っていて、さらに実践して大きな結果を出している方がいます。
それが誰かというと…
プロ棋士の羽生善治九段ですね。
羽生さんはタイトル戦などの大事な対局で、今まで指していないような戦法を採用することがよくあるんですね。
新しい戦法を採用することで、リスクを取って、目の前の対局の勝率をたとえ下げたとしても、一年後や十年後の勝率を上げてるんですよ。
だから、長い間活躍することが出来ているのだと思います。
意識的に変化を取り入れている例「Googleの20パーセントルール」
ビジネスで言うとGoogleがやっている例が一番この考え方に近いと思うのですが、社員は労働時間の20パーセントは、今やっているプロジェクト以外のことをやっていい時間というのを作っている話は有名ですね。
これは仕事において「余白」であり、「変化」や「遊び」を意識的に取り入れているやり方だと思います。
この20パーセントルールの時間に「Gmail」など、画期的なアイデアがいくつも生まれているんですね。
だから梅原さんの考えを僕たちが取り入れるなら、今取り組んでいる仕事や趣味を毎日そのままやるのではなく、1割か2割でも変化を取り入れていくことが、成長するためには大事になってくると思います。
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