星新一賞に投稿しました(時間出荷理論について)




(この文章は2013年10月29日に書いたものです)

『ミステリを書く!』という、いろいろな作家が小説の書き方をアドバイスしている本の中で、山口雅也氏の文章が印象に残ったので引用します。

「前に読んだ雑誌の小説作法特集で、いろんな海外の有名な作家が自分のノウハウを話すというのがあったんですけど、その中でジョイス・ポーターというイギリスのミステリ作家が、作家になりたい人に対してたった一言――『最後まで書きなさい』と言ってるんです。ただそれだけ。

僕もそれは真理だと思う。作家を志しながら果たせない理由の大半は、最後まで書かないからだと思うんです。

凄くいいトリックとかアイデアがあっても、結局最後まで書いてなきゃ人は読まないし、逆に言えば作家になれなかった大半の理由というのは、途中で挫折して最後まで書かなかったからだと思うし。そこが第一の関門であり分かれ道である、と。そういうことです」 

かなり耳が痛い話というか、僕も書き始めて完成できずに投げ出した小説が10作品以上あります。

先日短編のSF小説を「星新一賞」に投稿したのですが、最近やっと小説を最後まで完成させるコツが分かってきました(主に短編小説ですが)。

今まで小説を最後まで完成できないパターンとしては、途中まで書いてみて自分の思い通りにならなくて嫌になって投げ出したり、あと多いのが、応募する賞の締め切り間際になって、

「この作品はもう少し改良すればもっと面白くなるかもしれない。うん、今回は諦めて次回投稿しよう」

って自分を説得し始めて、結局送らないで、(そしてそのまま作品はお蔵入りする)次回はまた違う作品を書き始めてそれも結局応募しない、という魔のスパイラルになることが多くてなんとかしなければと思っていたんです。

そこで編み出したのが、

 

「時間出荷理論」

 

です。

どういうことかというと、

作品を考え始めてから、完成させて実際に出荷(投稿)するまでを、時間で区切るんです。

人によってペースは違うと思いますが、僕は、原稿用紙1枚を1時間で計算しています。

例えば、原稿用紙30枚の短編小説を書くときは、30時間使います。

大体の時間配分でいうと、

 

10時間でアイデアを考えて下書きを書いて、

10時間で実際に30枚書いて、

10時間で推敲して投稿します。

 

時間配分は多少ずれることもありますが(アイデアが5時間でまとまることもある)、トータルの時間は守ります。その作品に30時間使ったら、たとえまだ納得がいかなくてもそこで一回区切って、投稿します。

この方法の良いところは、作品を毎回最後まで完成できるようになり、どんどん次の作品に取り掛かれることです。

「量は質に転化する」という言葉を信じるならば、このやり方で少しずつレベルアップしていけるはずだと思います。

2013年10月に投稿した作品をまとめると、

 

星新一賞                 原稿用紙換算 約30枚
ショートストーリーなごや        原稿用紙換算 約20枚
小説現代ショートショートコンテスト    原稿用紙換算 5枚
ふくい風花随筆文学賞            原稿用紙換算 3枚

合計58枚

ということで、今月58時間しか書いてないじゃん、って話になるんですが、残りの時間はどこにいったのでしょうか…。

来月投稿する予定の「小説推理新人賞」の作品について10時間ぐらい考えて下書きを書いたのと、まとまりのないアイデアをちらほら考えていたのと…。

まあ、毎月100時間は書きたいので、今後はもう少し時間をうまく使えそうですね。

 

●追記

このとき「星新一賞」に送った作品は一次選考で落ちました。やはりSF小説を書くのは難しいですね…。

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