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藤井聡太七段が最速で通算百勝を達成したよ~ん【最年少・最速・勝率】
藤井聡太七段が、2018年12月12日の銀河戦の対局で阿部健治郎七段に勝って、最速で通算百勝(100勝18敗)を達成したよ~ん!
16歳4か月23日での達成は史上最年少記録(*^▽^*)
デビュー後2年2か月11日の達成は史上最速記録( ゚Д゚)
勝率0.847は史上最高勝率よ(^_-)-☆
1988年に羽生善治竜王の100勝達成時(100勝27敗)の17歳6か月20日、デビュー後2年3か月29日の記録を塗り替えたんだからすごいわよね!
そのことを記念して、過去の藤井聡太七段の伝説の一手を紹介していくわよっ!!
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藤井聡太四段 vs. 澤田真吾六段 第43期棋王戦予選で伝説は生まれたの【凄さを解説】
今から一年半前、2017年6月2日に行われた対局で、藤井さんはデビューから負けなしの19連勝中、20連勝がかかった対局だったのよね。
当時まだ、藤井さんは四段だったのね!(今はあっという間に七段よ)
このあと聡ちゃんは29連勝という前人未踏の記録を達成して、日本中がフィーバーするわけだけど、この対局が実は一番のピンチだったの。
この局面、
藤井聡太さんの王様は、澤田真吾六段の「金」と「と金」に囲まれて、「必至(ひっし)」状態に追い込まれてるわ。
そもそも、必至とは何なのかって?
ちゃんと説明するから安心して~(*’▽’)☆
必至とは、次に絶対自玉が詰まされてしまう、受け無しの状態のことだよ~ん
どのような受けの手を指しても、自分の王様を守る手がない状態なのよ。
ジェンガで例えると、あと一回触ったら、絶対倒れる状態、みたいなことよね。
自玉は受け無しなので、自分のターンは1ターンしかありません。
この時に、相手玉を詰まさないといけないんだけど、この局面で澤田さんの玉に詰みはなかったの。
藤井さんの王様は受け無し、澤田さんの王様を詰ますことはできない。
絶体絶命のピンチよね。
誰もが、聡ちゃんが負けたと思ったの。
さすがの藤井聡太でも、デビューから20連勝は無理だったかって。
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藤井聡太さんの王手ラッシュが始まる
藤井さんはこのあと、王手を続けていくの。
でもどんなに王手をしても、澤田さんの王様は詰みません。
澤田さんの王様はどんどん上部に逃げていくわっ!!
意味がないんじゃないかと思ったそのとき…。
伝説の一手・121手目7六桂【藤井聡太七段の悪魔の一手・すごい手・分析・神の一手・神業・毒まんじゅう】
この7六桂馬の王手。これが藤井聡太さんの渾身の罠だったのよ!
この手、澤田さんは王様が逃げていれば、王様は詰まなかったの。でも、かなりギリギリで、実戦的には不安ね。
澤田さんの7七の金が後ろに下がれば、この桂馬を取ることができるの。
ただそうすると、自分の攻めの金が下がってしまうので、藤井さんの王様が安全になって、必至が解除されちゃうの。
澤田さんは究極の二択を迫られることになったわ。
王様が逃げるか。桂馬を取るか。
しかも、シンキングタイムはたったの1分!キャーーー!!
持ち時間の4時間を使ってしまったら、そのあとは1手1分で指さないといけないの。
いくら強いプロ棋士だって、すべての手順を1分で読み切るのは不可能なのよ!
澤田真吾六段、7六同金で桂馬を取る
そして澤田さんは、桂馬を取った。二択に間違えたのよ。
この瞬間に、藤井さんの王様は安全になって、ここから藤井さんが勝つことになるんだけど。
でもこれは澤田さんが間違えたって単純な話じゃないの。
聡ちゃんが、間違えさせたのよ。
相手が間違えやすい、ギリギリの局面に誘導したのっ!!
何手も前から、この悪魔の選択の局面まで連れてきたのよ。
キャー!!ほんと、かわいい顔して恐ろしい子ねーーーー(*´з`)
天才対決の増田康弘六段との対局でも聡ちゃんは罠を仕掛けてるの!
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今はコンピューターが強くなって、プロ棋士よりも強いんだけど、でもね、コンピューターは最善の手を指すことはできても、こういう罠を仕掛けることはできないのよ。
相手を間違えさせて勝つ、これが人間同士の対局の面白いところねっ!!
ある意味、聡ちゃんはコンピューターでも勝てない局面から逆転して勝っちゃったんだから!
そして聡ちゃんはこの対局に勝って20連勝になって、ここから伝説の29連勝を達成することになるのよ!
凄すぎーーー!!(^^)!!
(聡ちゃんの鬼手&伝説の手がたくさん載ってる本よ!)
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