新人賞のあらすじの書き方(あらすじは最後まで書くべき)




参考文献:『公募ガイド2013年9月号』

あらすじは何のために書くのか

新人賞に投稿するときにはいくつもの関門があるのですが、意外と面倒なのが「あらすじ」(梗概:こうがい)を書くことですよね。

僕も毎回あらすじを書くのは、億劫です。

「作品の魅力はあらすじなんかじゃ分からない。作品の良さはディテール(細部)に表れるのだから」

と声を大にして言いたいですが、まあ結局書くんですけどね。その点、短編の賞やショートショートコンテストはあらすじを書かなくてよいから楽ですね。

そもそもあらすじを何のために書くかというと、新人賞の下読みの人は一人で何作もの応募作品を読むことがほとんどなので、あとでどの作品がどの話だったのかなどを確認するためにあらすじが必要なんですね。(もしくは読んでいる途中に短時間で作品のストーリーを把握するために)

つまり、完璧に審査員側の都合なわけですよね。下読みの審査員がじっくり一つ一つの作品を読めば(そしてその作品を覚えていれば)、応募者があらすじなんて書く必要はないわけですから。

 

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あらすじは最後まで書くべき

あらすじは最後のオチまで書くべきかどうかは悩ましいところですが、絶対に最後まで書くべきです。

新人賞を獲った人や最終選考まで残っている人のブログやツイッターを見ても、「あらすじは最後まで書く」派の人がほとんどです。

僕が野生時代フロンティア文学賞の一次選考を通過した時に書いたあらすじも、きちんと最後(結末)まで書いてましたね。

あらすじにミステリーのオチを書くかどうかというのも迷っていましたが、書いたほうがいいでしょう。

「あらすじにオチを書いたら、壮大な叙述トリックが台無しだ!」

とお怒りのあなたも、やはりオチまで書いたほうがいいでしょう。そこで減点はされませんので。

ミステリーだったらオチまで、エンターテイメントの作品でもラストのどんでん返しまで書きます。

(ただし、ミステリーの場合はトリックの詳細までは書かなくていい、という意見もあります)

 

あらすじの分量はどのぐらいがいいのか

あらすじの分量は9割を目安に書くといいのではないでしょうか。あまり神経質に考えることはないですが、何文字以内と指定がある場合、極端にそれより少ない文字数はリスクがあると思います。

例えば、1200文字以内と指定があったときは、1100文字ぐらい書いておくのが無難でしょう。字数オーバーはもちろんNGです。


一人称で書くべきか三人称で書くべきか

「僕は」とか「私は」みたいに一人称で小説を書いているときは、あらすじを一人称で書こうとすると難しいときがあります。

「サラリーマンの僕は、ある日帰り道に事件に遭遇し…」

のように変な感じになりますので、小説は一人称で書いていても、あらすじのときは三人称で書く、という方法もありますね

「サラリーマンの鈴木太郎は、ある日帰り道に事件に遭遇し…」

ただこれは、分かりやすければ一人称でも三人称でもどちらでも大丈夫だと思います。
 

締め切りには余裕をもって

あらずじはそれほど書く時間もかからないので、締め切り当日に焦って書くことも多いのですが、ミスも出やすいので(登場人物の名前を間違えて書くなど)、なるべく余裕をもって仕上げるようにしておきたいですね。

あらすじで加点されることはあまりなさそうですが、減点されることは結構あると思います。

「梗概が書けているかどうかで、作品をまとめる力があるかどうかが分かる。審査の対象として見ている」
(『公募ガイド2013年9月号』より引用)

という意見もあるそうです。

あらすじを書くことに対しての僕のスタンス

新人賞に投稿する方の中で、あらすじを書くのが好きだとか得意だとか思っている人は、おそらくほとんどいないでしょう。
嫌々書いているのはあなただけではないので、そういうルールだからと割り切って分かりやすい文章を書いておけば、問題はないと思います。

 

 

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