プロゲーマーの梅原大吾氏の名言を『勝負論~ウメハラの流儀』(梅原大吾著)から引用して紹介していきます!
勝っても負けても泣かない理由
僕は大きな大会で優勝しても、あるいは優勝を逃しても、涙を流すことはない。というより、その手のシーンで泣くほど心が揺れるのは良くないと思っている。
まず、今までも述べてきたとおり、高いレベルでの勝ち負けは運に左右された結果である。たまたまその時力が出せなかったのも、最高のパファーマンスができたのも、広い意味では運のうちだ。
だから、結果としての勝敗そのものは、それほど重要視するものではないと思うし、重要視してはいけない。
負けたことが理由で極端に落ち込む人は、負けたことによってその人の人生すべてが否定されたと思っているのだろうか。たまたま運が向かなくて報われなかったが、では毎日続けてきた努力はまったく無価値になったのだとでも考えているのだろうか。
僕なら、今日の試合に勝とうと負けようと、ここに至るまでの自分自身の価値が変わるとは思わない。そして明日は今日より成長する。今日の結果には左右されない。
だから、まったく落ち込みはしないのだ。
(省略)
僕は問いたい。敗者になったことをいつまでも悔いているような人は、将来他人が、自分の大切な人が同じように敗れた場合も、かつての自分と同じように「敗者」と決めつけるのだろうか。
人生は、コインの裏表で決まるようなギャンブルではない。
もっと細かい、もっと持続的、継続的なところにこそ、本当の勝利はある。
~『勝負論~ウメハラの流儀』(梅原大吾著)より引用~
ウメハラダイゴさんの名言の感想【努力の仕方】
梅原さんが繰り返し言っているのは、「自分の人生を他者からの評価に委ねてはいけない」ということなんですね。
大会で勝ったりコンテストで勝ったりすると、他者から評価されます。
人生だったら、テストや面接に受かったり、昇進したり、他者から評価される機会がありますね。
ただそういう目先の勝ちばかり追い求めていると、長いスパンで勝ち続けることはできないそうなんですね。
そんなことよりももっと大切なことは、日々の努力を継続できたか、そして、自分なりに努力のやり方を工夫して、成長のループを継続できているかなんですね。
それさえできていれば、大会で勝とうが負けようが、どっちだっていいんです。
僕が現代の哲学者として尊敬している人が何人かいまして、羽生善治竜王や林修先生や高城剛さんなど、人生の本質を教えてくれる人の中に、プロゲーマーの梅原大吾さんも入ります。
僕の好きな人は大体、読書家なのですが、そしてとんでもない量の本を読みながら人生の真理を見つけていく人も多いのですが、梅原さんは本をあまり読まないそうなんですね。
梅原さんは小さい頃からずっとゲームをやり続けて、実戦と圧倒的な努力を積み重ねて、真理に辿り着いたのだと思います。
自分がどんなときに成長できたのか、途中でゲームを辞めてしまった人と自分との違いは何なのか、自分は何をしているときに喜びを感じるのか。
その体験から生み出された人生論は、ゲームの世界だけではなく、あらゆるジャンルの人に応用がきくでしょう。
まさに、梅原大吾さんは、「野生の哲学者」だと思います。
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