藤井聡太七段が師匠の杉本昌隆八段に弟子入りを申し込んだ時に、クリームソーダの飲み方を注意されたエピソードが微笑ましいので紹介します。
参考文献は『天才 藤井聡太』(仲村徹・松本博文著)です!
目次
藤井聡太七段の師匠の杉本昌隆七段が八段に昇段
杉本昌隆七段が本日(2月22日)の対局に勝ち八段に昇段しました!
「七段昇段後、公式戦190勝」という昇段の条件を満たしたための昇段です!
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プロ棋士が七段から八段へ昇段する条件
「七段昇段後に公式戦で190勝」
「順位戦でA級昇級」
「竜王位1期獲得」
「(竜王・名人位以外の)タイトル2期獲得」
(注:名人を獲得すると九段になります)
上記いずれかを達成すれば昇段できます。
藤井聡太七段が杉本昌隆八段に弟子入りを申し込んだときのクリームソーダのエピソード【子供の頃・驚き】
将棋界では、奨励会を受ける子どもに対してプロ側から声をかける、いわゆる「スカウト」するような事はしない。
杉本も藤井の進路に対して口を挟むつもりはなかったと言う。
奨励会に入ってもプロになれるのはほんの一握りだ。簡単に子どもを誘える世界でない事は、プロ棋士が一番分かっている。
(省略)
藤井が四年になった後のゴールデンウィーク頃に、母親の裕子さんから杉本に入門の正式な依頼があったのだ。
板谷将棋記念室から徒歩二、三分のところにある栄のコメダ喫茶店に杉本と裕子さん、藤井の三人で入り、杉本はあらためてプロを目指す事がどういう事なのかなどを話した。
(省略)
藤井は神妙な面持ちをしながらいつものように無口で、母親と杉本の会話に耳を傾けながら目の前の緑色のクリームソーダを飲んでいた。
少し変わった形で、長靴のような透明のグラスに入った特製のクリームソーダだ。
ソーダの上には白く甘いソフトクリームがこんもりと載っている。
藤井少年はソフトクリームをソーダに沈めてから食べようとし、ストローで何度もアイスを下に押し込んだが、そのたびにたっぷり注がれたソーダがグラスから溢れてしまう。
見かねて「まず先にちょっとソーダを飲んじゃいなさい」と“指導”したことを杉本は今も覚えている。
~『天才 藤井聡太』(仲村徹・松本博文著)より引用~
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藤井聡太七段と杉本昌隆八段は理想の師弟関係
藤井聡太七段と杉本昌隆八段の師弟関係は温かみがあっていいですよね。
杉本昌隆八段はガミガミ言わない師匠で、藤井聡太さんのポテンシャルを充分に伸ばしてると思います。
例えば杉本さんは振り飛車党ですが、藤井さんに振り飛車を指せとか自分のやり方を押し付けたりしてませんよね。
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杉本昌隆八段はこの前テレビで藤井さんのことを
「タイトル戦の盤勝負まで行ければ、トップ棋士と互角に戦う力は充分にある。ただ、タイトル戦に出るまでがトーナメントなので、運も必要」
と言ってましたね。
弟子をここまで褒めて実力を認めるのは(しかも心から嬉しそうに)、なかなかできないのではないでしょうか。
やはり将棋だけでなくどの分野でも、師匠がすべきことは
「あまり口を出さずに温かく見守る」
というやり方が一番いいと思いましたね。
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