前回に引き続き、プロゲーマー梅原大吾氏の名言を、引き続き紹介してきたいと思います!
→梅原大吾氏の名言「1日ひとつだけ、強くなる」【プロゲーマー・本】
徹底的に克服する欠点と、放置する欠点に分けている
例えば僕は、方向感覚がとても乏しい。地下鉄の出口を出たら、必ず迷う。行き当たりばったりに歩いてスムーズに目的地に辿り着けた試しがない。相手に呆れられるくらいのレベルだ。
そして、我ながら字が汚い。サインする時「一言書いてください」なんて言われるのは、好きではない。
でも、最近は欠点が目立ちすぎるあまり、逆に自分ではそうしたことが気にならなくなってしまった。まあ、それでもいいじゃないか、という気分だ。欠点がいちいち気になるのは、いわゆる「完璧主義」の人なのだろう。僕は、ある基準を設けて、徹底的に克服する欠点と、放置する欠点に分けている。それが一般的に役に立つのかはわからないけれど、あくまで僕自身の欠点克服法として述べていきたい。
僕は、自分自身が耐えられない、本心から恥ずかしいと思う欠点は、真正面から克服してきた。そして、それ以外は気にしないことにした。
~『勝負論 ウメハラの流儀』梅原大吾著より引用~
欠点を克服するものと放置する者とに極端に分ける、というシステマティックな考え方には、目から鱗が落ちました。
多くのビジネス本は、「欠点は克服しろ!」か「欠点は気にするな!」の二択ですからね。
梅原氏のこのようなバランス感覚こそが、僕が惹かれる魅力の一つでもあります。
僕も自分の欠点で放置しているものがたくさんあります。
運転、カラオケ、手先の不器用さ、マリンスポーツ全般、協調性、集団での飲み会の立ち振る舞い…などなど。
この手の欠点は、もう放置しています。改善しようとも思いません。
ただし、全ての欠点を放置していいわけではありません。
例えば、恋愛が苦手な人はそのままにしていたら、一生彼氏・彼女ができなくなってしまいます。それはそれで大変ですよね。
なかには、どうしても克服しなければならないものがあります。
梅原さんは、どんな欠点を克服したのでしょうか?
梅原大吾氏が人見知りを克服した方法
僕が克服した最大の欠点は、「人見知り」だ。
決心したら、行動は早い。人と話すトレーニングを手っ取り早く積むには、接客が一番だろう。
そこで飲食店のアルバイトを探し、天ぷら屋の仕事を見つけてすぐに連絡を取った。めでたく採用になり、僕はホールで働くことになった。
それまでは、できるだけ人に会わない、人と話をしないで済む仕事を選んできた。団子工場でのパック詰め作業。チラシのポスティング。
しかし、とうとう耐え切れなくなって、自ら荒療治に出た。
はためには、ただバイトを変えただけの話だろう。
でも、自分にとってはエポックメイキング的な出来事だった。克服しなければならない欠点は、徹底的に潰していくことを覚えた。
一方で、前にも述べたように、小さな欠点は気にしないことにしている。
~『勝負論 ウメハラの流儀』梅原大吾著より引用~
今の梅原大吾氏からは、以前人見知りだったなんて、想像もつかないですよね。
克服の仕方の「荒療治」というのは、一つのキーワードになると思います。
もともと苦手なものなのですから、無理やりにでも圧倒的な反復練習ができる機会に飛び込むことでもしないと、なかなか克服できませんからね。
僕が克服した欠点は、「長編小説が書けない」ことでした。
僕は小説を書き始めてから、8年以上ずっと、ショートショートや短編小説だけを書いていました。長編を書こうとしたこともありましたが、何度も途中で挫折しました。
自分は長編を書くのが苦手だから、このまま短編だけ書いて短編専門の作家になればいい、と思ったこともありました。
ただ短編小説を新人賞に投稿して、一次選考で落とされ続けて、このままではデビューできないと思い、長編小説を本格的に書くようになりました。
いろいろ苦労はありましたが、今では長編小説もなんとか完成できるようになりました。
この欠点は、克服しておいて良かったと思っています。
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