『考える人~村上春樹ロングインタビュー~』(2010年夏号)から、村上春樹さんの時間と運動に関する名言を紹介していきます!
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目次
村上春樹氏の名言「一日のうちだいたい一時間ぐらい走る、あるいは一時間ぐらい泳ぐ」
――九時か十時ぐらいに仕事を終えて、日によってはそこから走る。
村上 だいたい走りますね。
冬は朝早く走ると寒いから、午後とか夕方に走るときもあるし、夏は昼間走ると暑いから、朝の涼しいうちに走って、また仕事をする。
それは季節によるんですね。
でも一日のうちだいたい一時間ぐらい走る、あるいは一時間ぐらい泳ぐというのは、もう日々のスケジュール中に組み込まれています。
だから僕は一日は二十三時間しかないんだと決めて生きています。
一時間は運動にあてる。
~「考える人~村上春樹ロングインタビュー~2010年夏号」~より引用
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村上春樹さんの名言の感想【運動時間の天引き・文章を書くために必要なものは体力と根性】
村上春樹さんは長編小説を書くときは朝4時に起きて小説を書き始めて、9時か10時までに原稿用紙10枚書いて、そのあと走る、という習慣を続けているそうです。
村上春樹さんがラニングを本格的に始めたのは、『羊をめぐる冒険』を書いていた33歳の頃で、決して早い年齢ではないんですね。
ただこの時期に、ちゃんと体を鍛えていないと長編執筆の際に体が持たないと感じ、運動を始めたそうです。
小説を書き続けるって、僕もやってみて分かったんですけど、めちゃくちゃ体に悪いんですよね。
ずっと机の前でタイピングをし続けていると、肩も凝るし、目も疲れるし、腰も痛いし、手首も重いし、といろいろ不具合が出てきます。
なので、定期的に体を動かして鍛えてないと、耐えられないと思います。
文章を書くのは一見すると頭脳労働のように見えますが、実際は「体力」と「根性」の世界ですからね。
時間もお金も、絶対に使いたいものは最初から「天引き」して考える、というハウツーがありますが、村上さんは人生から「運動の時間」をまず「天引き」してるんですね。
忙しいとどうしても運動時間を削りがちになってしまうので、そのときは今回の村上春樹さんの名言を思い出すようにしています!
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